関西人はカレーの肉と言えば牛肉、肉じゃがの肉と言ってもやはり牛肉だが、関東地方はカレーも肉じゃがも豚肉を使う家庭が多いのです。
したがって関東ではカレーも肉じゃがも豚肉を使うと聞いて驚く関西人が多い。
食文化の違いがありますから付き合っている男性が関西人なら、間違っても豚肉は使わないでください。
ランキングでも
●牛肉
第1位 京都市
第2位 大津市
第3位 和歌山市
第4位 奈良市
第5位 大阪市
●豚肉
第1位 横浜市
第2位 相模原市
第3位 さいたま市
第4位 静岡市
第5位 川崎市
ランキングからしても関西の5都市が占めており、豚肉は関東中心の5都市である。
特に豚肉については神奈川県の3都市がすべて入っている。
「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」など、有名な肉の産地に近く、食を楽しむ習慣をもつ土地柄で、
そして、しゃぶしゃぶ・焼肉の発祥が大阪だそうです。
関西と関東の肉論争!
その理由は明治の初め文明開化の時の、農耕用家畜の食用転用のようです。
それは農耕用の家畜を食用して良しとなった時に、関西には農耕用の牛を飼っていた、
関東~東北の農耕は馬が主役で、馬よりも飼育しやすい豚が肉食用に普及したようです。
したがって関東以北は今日は「すき焼き」なので牛肉よ!
高級品を食べられる思いがありました。
東の農耕は馬で西の農耕は牛だったのか?
北の地方では冬が長く農耕適期が短いため、作業のスピードが早い馬を利用し、
排泄物が馬は厩肥が発酵によって地熱を高める効果があり寒冷地向きで、牛の排泄物は「冷肥」で、寒冷地に向いていないためだったそうです。
なぜ馬の肉を食べなかったのか?
馬は豚に比べて肉量が少なく、食用飼育には生産性が悪かったのと、
明治以降広まった西洋肉食文化で、肉量が多く生産性の高い豚が、関東に普及したのだそうです。
関西と関東での食べ物の呼び名の違い!
●肉まん
東日本・・・肉まん
西日本・・・豚まん
●鶏肉
東日本・・・鶏肉
西日本・・・かしわ
●カレー
東日本・・・豚肉
西日本・・・牛肉(西日本の日本海側は鶏肉です)
●肉じゃが
東日本・・・豚肉
西日本・・・牛肉
●雑煮
東日本・・・四角い餅
西日本・・・丸い餅
●醤油
東日本・・・濃口しょうゆ
西日本・・・淡口しょうゆ
●だし
東日本・・・昆布
西日本・・・かつお
●食パン
東日本・・・6枚切り
西日本・・・5枚切り
●玉子焼き
東日本・・・甘い味付け
西日本・・・だしが利いて、塩味
●ネギ
東日本・・・白ネギ
西日本・・・青ネギ
●納豆
東日本・・・好き
西日本・・・においが嫌い
●コーヒーに入れるミルク
東日本・・・コーヒーミルク
西日本・・・フレッシュ
●料理屋の簡単な食べ物
東日本・・・お通し
西日本・・・つきだし
関東と関西でいろいろ食べ物の呼び名が違っているのが分かりました。
最後に
ホルモンと言えば、関東では豚のホルモン、関西では牛のホルモンを指すのが一般的だ。
しかし関東では牛のホルモンは「牛モツ」と呼ばれ、別物として認識しています。