パン粉「PANKO」は」世界共通語なのです、外国から伝わったのに日本で
驚きの進化したのです。
日本では、食パンを利用する「生パン粉」が生み出され、
日本ではじめて、パン粉が商品化されたのは
1916年(大正5年)「宮崎岩松商店」から、和の食材のひとつとして、商品化された。
しかし生パン粉は保存性に難があった事から、これを乾燥させて保存性を高めた、目の荒い乾燥パン粉が生まれたのです。
乾燥パン粉と生パン粉の違いは?
●パン粉→「乾燥パン粉」
※水分量が少なく、粒が細かいのが特徴で、乾燥パン粉は、粗め・中目・細目と粒度によって使い分けます。
とんかつ、コロッケなどのフライ類の衣、
ハンバーグやミートボールのつなぎなど、
様々な用途に使われています。
乾燥パン粉の特徴は!
①歯触りがカリッとして香ばしいのが特徴
②時間が経っても衣が水っぽくなりにくい
③開封後は、密閉容器に入れれば常温保存
できる
④冷蔵保存が一番良い
●生パン粉→「水分を残して乾燥させたもの」
※日本農林規格ではパン粉に含まれている水分が14%以上である場合に、生パン粉として販売が可能となっています。
ハンバーグに使用することでつなぎの役割を果たします。
生パン粉の特徴は!
①パン本来の風味を有
②水分量が多いため口当たりが柔ら
③揚げたてはサクサクと軽やかな食感
④ 開封後は、水分が多くカビが生えやすいため長持ちしない
パン粉と生パン粉のカロリーと糖質の違いは?
●パン粉のカロリーと糖質
分量 カロリー
小さじ1杯(1g) 4kcal
大さじ1杯(3g) 11kcal
1カップ(40g) 149kcal
※パン粉1カップ(40g)というのは、とんかつなら4枚分、コロッケなら8個分が作れる量になります。
糖質は、炭水化物から食物繊維を差し引いた値になります。
パン粉100g当たりの炭水化物量は63.4g、食物繊維量は4gですから、その差59.4gが糖質です。
しかし1食でパン粉を100g摂取することはありませんので、
10分の1が目安となるので、約6g位なのです、
比較
・白米1杯だと糖質は約37g
・食パン1枚で26.6g
・かけうどん1杯で58.5g
したがってパン粉の糖質は少ないかが分かります。
パン粉の正しい保存方法は?
パン粉には大きく生パン粉と乾燥パン粉の二種類があります。
家庭でパン粉は一回で使い切ることは無いです、食品ロスのために適切な保存方法をしないと、無駄にしてしまう可能性があります。
スーパーなどではパン粉は常温で陳列されております。
●開封前であれば、生パン粉も乾燥パン粉も常温でそのまま保存することが可能です。
※賞味期限や消費期限は開封前に確認する。
開封後の生パン粉の保存は?
・開封後は生パン粉は常温保存ができません。
・生パン粉は冷凍庫での保存となります、また
「脱酸素剤を抜いてから冷凍庫に入れること」。
※冷凍した生パン粉は室温で5分くらい置いて自然解凍させます。
多少冷えたままでもしようできます。
乾燥パン粉の保存は?
・一番の保存方法は密閉袋へ入れて冷蔵庫で保存するのをお勧めいたします。
・乾燥パン粉は開封後でも常温保存が可能です。
※密閉した容器に入れて空気と触れないようにする、
空気と触れると酸化したり、水分によりパン粉が固まってしまいます。
高温多湿や直射日光の当たる場所での保存は避けましょう。
最後に
パン粉の保存方法の紹介しましたが、他のも
色んなパン粉があります。
・セミドライパン粉(任意の水分調製品)
業務用が主流です。
・カラーパン粉
長時間ショーケースなどに陳列しておいても揚げ色が変わり難く見栄えが良い、などの理由で使われています。
・ブレターパン粉
アメリカタイプのクラッカーパン粉です。
・ミックスパン粉
白パンとカラーパンを任意の割合で粉砕しながらミックスしたものです。
・微粉パン粉(粒度は30~100メッシュ)
微粉パン粉は種々のパン粉を更に細かにしたパン粉です。
・香味パン粉
パン粉に香辛料をミックスしたものです。
・ロンプライフ生パン粉
特殊なバリア性の高い包材に不活性ガスを封入して作った生パン粉です。
・低吸油パン粉
摂取カロリーを気にされる方を対象としてパン粉です。