籠田 淳子(こもりだ・じゅんこ)氏は福岡県北九州市にある建設会社「有限会社ゼムケンサービス」代表取締役 社長・女性建築デザインチームスター代表です。
籠田淳子社長の建設会社会社ゼムケンサービス」は社員8人中7人が女性という珍しい会社だ。
男社会である業界を逆手にとり、「女性ならではの視点」を武器に日々挑戦を続けている。
また、視覚・聴覚・嗅覚など“五感を生かす独自の設計手法”で他の会社との差別化を図り、
建設業界に新たな風を吹き込んでいるのです、北九州空港のメインレストランやお寺の本堂など、さまざまな場所から依頼が絶えない。
そんな籠田淳子社長の経歴や結婚に夫と子供は?なぜ建設業界に「女性活躍」が必要か?など調べて見ました。
籠田 淳子(こもりだ・じゅんこ)社長の経歴
役職:有限会社ゼムケンサービス代表取締役 社長・女性建築デザインチームスター代表
誕生日:1966年生まれ
出身地:福岡県北九州市
出身高校:西南女学院高等学校
出身大学:滋賀県立短期大学 工学部建築学科
大学院:法政大学経営大学院
家族:夫(病死)・長男
資格:
管理建築士、インテリアプランナー、商業施設士、住宅性能評価員、監理技術者、福祉住環境コーディネーター3級、
被災建築物応急危険度判定士、建築生産専攻建築士、登録特殊建築物等調査資格者、建築仕上げ改修施工監理技術者、アロマコーディネーター、ゴンドラ特別教育と広範囲な資格所有者だ。
職歴・受賞
1985年にニッセキハウス工業(株)設計課入社。
2年後に単身ヨーロッパへ設計について留学。
1987年に(株)田中デザイン研究所に入社。
1993年に父親の経営するハゼモト建設(株)デザイン企画部に入社。
現在は専務取締役。
2000年に自身の会社の「(有)ゼムケンサービス」設立 代表取締役社長 現在。
1991年に新小倉ビル新築工事では木工事職長。
1998年に西南女学院中学校高等学校玄関事務所新築工事 設計及び設計監理。
2006年には北九州空港レストランの内装デザイン、施工を手掛けてる。
2013年に内閣府「女性のチャレンジ賞」受賞。
2015年に第一回「女性が輝く先進企業」に選定されて安倍内閣総理大臣から内閣府特命担当大臣賞を受賞。
籠田 淳子社長の父親は籠田春夫さん(死亡)で大工さんだった、母親は父親の職人さんにいつも食事を出し、夜はお酒を出して家業を支えた。
幼少の頃はお嬢様として育てられたという、お兄さんとは年子で、未熟児で生まれ生存の危機があった。
籠田 淳子社長は中学、高校と生徒会長を6年間務め、高校はミッションスクールに通うが、
建築をやりたいと話すが父親とケンカし最終的には、滋賀県の短期大学で建築を学んだ。
二級建築士を取得して社会にでた、その後に難関の一級建築士を取得した。
父親からも「家に帰ってこい」と言われ、一級建築士になれば男も女もない。
籠田さんの最大の理解者であった父親も、まさか娘が一級建築士になれると想像していなかったようだ。
2000年に地元・北九州市で夫とともにゼムケンサービスを設立。
社員8人のうち7人が女性です。
有限会社ゼムケンサービスHP
女性建築デザインチームスターHP
籠田 淳子社長の結婚と夫や子供は?
籠田 淳子社長は結婚されており、息子さんが1人おられます。
結婚時期や夫、長男さんの詳細は不明ですが、2000年に地元・北九州市で夫とともにゼムケンサービスを設立されている。
籠田 淳子社長は愛犬のトイプードルを息子さんと一緒に散歩させる時が一日の中で一番好きな時間だそうです。
毎晩30分~40分は歩く、この時間は貴重な親子の会話の時間となっている。
籠田 淳子社長の旦那さんは、ガンで亡くなっております。
散歩の時間が親子の時間をとても大切にしていのです。
なぜ今、建設業界に「女性活躍」が必要なのか?
日本の建設業界は、一昔前では現場に女性がいようものなら、男性からこんな言葉を投げかけられたと言います。
「一体、女になにができるんだっ!?」
現在ではパワハラになります、なぜ女性の入職が必要なのか?
男性だけではない多角的な視点によるダイバーシティ化の必要性や担い手確保などが大きな理由の一つなのです。
※ダイバーシティとは何ですか?
ダイバーシティ(Diversity)は、「多様性」や「相違点」という意味を持ちます。
経営用語として用いる場合には「個人や集団の間に存在しているさまざまな違い」という解釈になります。
ダイバーシティの対象には、年齢・性別・国籍・学歴・職歴・人種・民族・宗教・性的指向・性自認があります。
「男女変わりない対応では乱暴。女性を特別にする様な言動では女性蔑視」
と言われてしまうとどう対応しても、男性が悪者になってしまうようなことになりかねません。
しかし、籠田さんはこう言います。
「妊娠、出産、子育てという女性のライフステージは、男性が無関係なわけではありません。
当然、男性特有のライフステージの変化も存在します。
これは女性を特別視しろということではなく、男女のギャップを理解しようということです。
男性には得意の分野があり、女性にも得意な分野があります。
私が経営するゼムケンサービスは商業施設を中心に設計やデザインを手がけていますが、女性の視点が非常に好評をいただいています。
女性の活躍は経営戦略上、すごく大事なんです。“女性力”“男性力”を明確にして、相互に能力を発揮できるような業界にすることが必要です」