中村篤史(なかむら・あつし)TRVA夜間救急動物医療センター 院長です。
中村篤史先生は東京・世田谷で10年に渡り夜間にペット専門の救命救急を担う獣医師。
夜8時~朝6時までの間、運びこまれてくるのは重篤な症状の犬や猫が多いそうです。
「ここが痛い」と伝えることができない動物たちの情報を細かく収集・分析して適切な処置を施し、目の前の命を救うために全力を注ぐ。
「大切な『いのち』を守りたい、1%の可能性でもかける!」と話す中村篤史千瀬は一晩で10~15頭の命と向き合うのです。
そんな中村篤史先生の経歴や年齢と大学に口コミは?動物救急医療の現状は?など調べて見ました。
中村篤史(なかむら・あつし)先生の経歴
職業:TRVA夜間救急動物医療センター 院長
誕生日:1978年生まれ
出身地:広島県広島市
出身高校:広島市立基町高校
出身大学:北里大学獣医学科卒業
趣味:常に新しい情報を得る為に色々な人に会いお話をすること、読書、トレーニング、健康管理
役職:日本獣医救急集中治療学会理事長
職歴
2006年に東京大学附属動物医療センター。
2008年に酪農学園大学附属動物病院(北海道)で研修医として勤務。
2009年から高橋犬猫病院(埼玉県)での勤務医。
2011年にTRVA夜間救急動物医療センターの開院とともに院長に就任。
業務の傍ら講演活動も精力的に行い、
2019年に日本獣医救急集中治療学会の設立に参加し理事長を務める。
中村篤史先生の実家は父親は獣医師だったが、獣医には興味が持てずバスケットボールの選手になることを目指していた。
それは父親を見て休みもなく、家族と出掛ける機会もなく、常に多忙な父親の背中を見ており、子供ながらに大変な仕事だと痛感していた。
しかし高校生の時に膝を故障して断念し、祖母の勧めもあり獣医師になることを決める。
浪人時代を乗り越え北里大学獣医科に入学。
北里大学獣医科卒業後は東京大学附属動物医療センター、酪農大学で研修を経て、
2年間埼玉の高橋犬猫病院で勤務医として経験を積んでから、
2011年にTRVA夜間救急動物医療センターの開院に伴い院長に就任。
日本獣医救急集中治療学会理事長。
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TRVA動物医療センター夜間救急動物病院 の場所は?
夜間救急動物医療センター
東京都城南地区の動物病院が中心となって共同で運営。緊急を要する病気やケガの応急処置がメイン。来院は電話で受け付ける。
住所:東京都世田谷区深沢8−19−12 泉美ビル2F
電話番号:03-5760-1212
診療時間:夜8:00〜朝6:00
(重症例に限り24時間体制での入院管理継続可能)
アクセス
東急田園都市線 桜新町駅より徒歩10分
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TRVA 夜間救急動物医療センターの口コミは?
心から感謝しています。
生後2ヶ月の愛犬が急に体調が悪くなり伺いました。
スタッフの方も先生もとても優しく愛犬も落ち着いた状態で診察をしていただきました。
帰宅後も体調が不安で電話で相談をさせていただいたのですが、とても親切に話を聞いてくれました。
お陰様で今朝病院で診察を受け、先生がおっしゃっていた通りウィルス性の風邪と診断され、抗生剤で様子を見ることになりました。
家族みんなが不安でしたが、先生方のお陰で安心して過ごすことができそうです。本当にありがとうございました。
命拾いしました
猫が急にふらつき始め、ぐったりしたので夜間診療してくれるこちらを受診しました。
血液検査やレントゲンを撮り、考えられる原因を詳しく説明してくださいました。
状態が悪かったため、朝まで入院して点滴を受けました。もうだめかもしれないと思っていたのですが、朝迎えに行くとかなり元気になっていました。
かかりつけの先生への報告書も作成していただき、レントゲンやエコーの結果もCD-ROMに入れて渡してもらえたので、
翌朝かかりつけの病院へ行ってもスムーズに引き続き治療を始められました。
費用は結構かかりますが、あのまま朝までおいていたら死んでいたかもしれないので連れて行って本当に良かったです。
助けられました
真冬であるにも関わらず夏であるかのような荒い息及び主治医が看過した愛犬の震えが悪化し深夜に担ぎ込みました。
想定される震えの原因を列挙し、飼い主への問診、観察によってそれら原因を一つずつ消去法で消去し、残った可能性から検査を行い、原因を特定していただけました。
そしてその原因に対して夜を徹した治療を行っていただいた結果として最悪の事態を回避でき、翌朝の主治医への治療につなぐことができました。
若い先生でしたが、問診力、観察力には感服しました。
救急病院として完全に機能を果たしている病院でした。
感謝感謝です。
中村篤史先生の動物救急医療の現状は?
これまで動物の救命救急は1次診療である地域の動物病院が中心になって担うしかなかったという背景があります。
夜間救急病院は日本中にありますが、当然働く場としては負担が大きくハードな環境です。
すると新しい人材が入ってこないのは動物病院だけとは限りませんが、夜勤の仕事の会社は人材確保が大変だそうです。
動物の救命救急はインフラとして必要なのに、特に若い獣医師にとって人気のある職場になっていないのが現状なのです。
救命救急に従事する環境をちゃんと整備して人を呼び込む環境を用意しないと、この分野は続いていかないという思いが強くあり、
TRVA夜間救急動物医療センターを労働環境としても魅力的な場所にしていきたい。
地方ではなおさら厳しい現状がありますが、人材育成のハブになる施設があれば状況を少しずつ変えられるかもしれない。
そのモデルケースになるように全国を飛び回って講習などもされております。
■これから受診される飼い主さんへ アドバイス!
夜間に飼っている犬や猫の様子がおかしいなと感じたら、個人で判断せずに当センターに連絡をして頂きたいと思います。
まずは呼吸を見て、いつもより息が荒い、苦しそうしている、動かないなどの症状がある場合、短時間でも命に関わる場合があります。
いつもと比べて元気があるかないかというのも大事な点です。
また、慢性的な疾患を患っていると、夜間に症状が悪化する場合もありますので、注意が必要です。
当センターを利用するかしないかは別として、万が一の時の為に、夜間にこんなことができる救急病院があるということを是非多くの方に知っておいて頂きたいと思います。