学生服のリユースShop「さくらや」創業者は株式会社サンクラッド 代表取締役社長の馬場加奈子
(ばば・かなこ)さん。
香川県高松市で2011年に創業で「子育てしながらできる」制服リユースショップの店舗運営だ。
「週4日営業で1日5時間営業なので、週休3日
になります。
子供たちの学校で指定されている制服や体操服を、地域の中で融通し合うお店です。
不必要な人から買い取り、必要な人に安く売るお店です。
育ち盛りの自分の子供たちに、毎年のように制服を新調していては経済的負担が大きすぎるため、
古着の制服がないか探したところ、なかったことが起業のきっかけになっています。
2021年には全国に75店舗運営されており、
そんな馬場 加奈子社長の経歴や年齢に大学は?パートナー店の内容は?など調べて見ました。
馬場 加奈子(ばば・かなこ)社長の経歴
役職:株式会社サンクラッド代表取締役 社長
誕生日:1971年生まれ?
出身地: 香川県
出身高校 : 明善高等学校(現・英明高等学校)
出身大学:東京女子体育大学
結婚:子供・3人一男二女(シングルマザー)
ツィッター:@unouno583
Facebook:https://www.facebook.com/kanako583
インスタグラム:
職歴
1994年に日動火災海上保険株式会社(現東京海上日動火災保険株式会社)入社。
2006年に大同生命保険株式会社入社。
2011年に「さくらや開店」。
2013年に株式会社サンクラッド設立。
NPO法人学生服リユース協会代表理事。
馬場 加奈子社長は結婚されておりましたが離婚されて、シングルマザーとして一男二女を育てる。
しかし、当時小学4年生だった次女から「制服がきつくなったから、新しいのを買って」と言われた、
3人の育ち盛りの子どもを育てる馬場 加奈子社長にとって、上下で2万円する新品の制服を買うことは大きな負担だったのです。
次女の制服は1年前に買い替えたばかりだったのですが、当時の馬場 加奈子社長は、
家賃や光熱水費の支払いにも困る生活が2年ほど続き、実際に電気やガスが止められてしまったこともあったそうです。
少しでも安く入手できないかと、大型リサイクルショップを回るのですが、学生服の取扱いはありませんでした。
仕事の生命保険会社の営業されておりましたが、
おさがりを頼めるママ友もいません。
現代社会での悩みは?
・近所の人と交流がない。
・隣に住んでいる人と会ったこともない。
・譲ってもらっても、お礼をどうすればいいのか気を使う。
・いらなくなった学生服を渡しても、押し付けるようで気が引ける。
など学生服の悩みを持っている人が多いことが分かりました。
また、女性の社会進出に伴って地域のお母さんたちの付き合いが希薄になり、
昔はあった近所の「おさがりネットワーク」がなくなりつつあるのではないか、
自分だけの困りごとだと思っていたことに、周りのお母さんたちも共感している。
これが、「学生服の中古ビジネス」を思い立ったきっかけになるのです。
その後は馬場 加奈子社長が独自で理想の学生服リユースビジネスを追求してリサーチを続け、
高松市内のお母さんたちに聞き込みを行い、約3年かけて320校分の買取価格と販売価格をまとめたのです。
リユース業界についても独学で勉強し、前例がなければ自分が作ればいい
馬場 加奈子社長はそう決心して、2016年
6月に4年間の生命保険の営業の仕事で貯めた
300万円の貯金を元手に、自宅で起業したのです。
しかし、順調には行かず運転資金が僅かになる中
起業のため貯金も底をつきかけていた頃、
馬場 加奈子社長は思い切って店舗を借りることにしました。
そしてオープンしたのが、香川県高松市上ノ町で今も続く「学生服リユースショップさくらや」第一号店です。
不安と焦りを抱えながらも「学生服買い取ります」と刷ったチラシを毎夜幼い我が子と一緒にポスティングをして回り、
他、無料で利用できるブログを使った情報発信で
多いときには1日で10回もブログを更新して情報発信など、出来ることをがむしゃらに行った。
それ以降、「さくらや」は来店した人のクチコミや、ブログを見たミニコミ誌の取材記事のおかげで地域で知られる存在になり、次第に来店客が増えていきました。
#馬場加奈子シリーズ
私の愛チャリ。自転車を車に乗せていろいろ旅したなぁー pic.twitter.com/NbKFcG6uFP— 馬場加奈子 さくらや学生服リユース創業者 (@unouno583) October 15, 2021
学生服のリユースショップ「さくらや」パートナー募集!
HP:https://www.seifuku-sakuraya.com/partner/
●お店の開業の仕組みは、「パートナー制」と呼ぶ会員制を取っています。
さくらやの出店希望者は開業時に170万円(税別)の加盟料を支払い、
その後は商標使用料や相談料として
月会費6500円を支払うことで、
「さくらや」のロゴマークなどの使用権が得られるほか、研修や備品提供などの開業支援を受けます。
パートナー制度を取り入れた当初は在庫・販売管理システム(POSレジシステム)の導入とセットで募集していたのですが、
開業したいお母さんにとっては高過ぎるということで、POSレジシステムの導入は任意の扱いにしたのだそうです。
売上高に応じてフランチャイズ料を取るフランチャイズ制ではなくパートナー制としたのは、
売り上げ拡大を目指して営業時間を延ばす店舗が出てきて、子育てしながらの経営が難しくなってしまうと考えたからだそうです。
この方針にのっとって、営業時間を月・水・金・土の週4日、午前10時から午後3時までの5時間としています。
従来の発想なら、できるだけ営業時間を長くして、売り上げをもたらす「買い手」ばかりに目がいくところですが、さくらやは違います。
パートナーを考えている人のための説明会は、月に一度、東京で開催するほか、高松で行うこともあります。
広告宣伝などはせず、馬場さんのブログで告知するだけですが、毎回満員になり、申し込みを断ることもあるそうです。
「さくらや」によって、学生服のリサイクルという循環型ビジネスがつくり出され、
昨今問題になっている子供の貧困を解消することにもつながっていること、地球環境に良い、子供たちの未来を明るくする。