有賀 薫(ありが・かおる)さんはスープ作家、料理研究家、ライターです。
スープ作家になったのは、ライターとして文章を書く仕事を続けるかたわら2011年に息子さんを朝起こすためにスープを作りはじめたのが切っ掛け。
そしてスープを毎朝作り続けて10年、その日数は3500日以上になる。
息子さん為とは言え10年間も作り続けるのは、ライターの仕事をしながら良く続いたものです。
有賀 薫さんの「帰宅が遅く、十分な自炊ができない」「自炊したいけど、忙しくて外食ばかり」といった悩みをもつ方で、
お腹と栄養を満たせるのが、作るのが簡単で夜遅くに食べても体への負担が少ないスープなど紹介されている。
雑誌、ネット、テレビ・ラジオなど各種媒体でレシピやレシピ提供、コラム執筆、イベントなどを通じて、現代家庭の料理改革を推進中。
そんな有賀 薫さんの経歴や年齢に結婚と子供は?
野菜1種類でも豚汁レシピ?など調べて見ました。
有賀 薫(ありが・かおる)さんの経歴
職業:料理研究家,スープ作家
誕生日:1964年生まれ
出身地:東京都
現住所:埼玉県在住
学歴:大学卒業(学校名未公開)
家族:夫・長男(20代後半)
影響を受けた本:『あなたのために –いのちを支えるスープ』(辰巳芳子)
影響を受けた映画:『ライフ・イズ・ビューティフル』
職歴
・株式会社バンダイ(現・バンダイナムコホールディングス)
・フリーランスのライター
有賀 薫さんは現在は埼玉県在住で、大学卒業後は
株式会社バンダイ(現・バンダイナムコホールディングス)に入社。
販促営業をしていましたが、次第に書くことの方が好きだと気づく、
会社は3年で退職して、先に名刺だけ作ってライターになることを決めたそうです。
ライターの仕事も途切れることなく順調だったが、結婚や出産をへて仕事や子育てを続けていくと、
自分自身がどうありたいのか迷うようになり、毎日
モヤモヤを抱えていたとき、
買い物の途中で目についた近所の絵画教室で、絵を習い始める。
有賀 薫さんはもともと絵は好きだったそうで、そこからどんどん描くことにのめり込んでいった、
気づけば自分で個展を開くようになり、実はそれが今のスープ作家につながったのです。
スープは元々息子さんの朝食のために作っていて、写真を撮ってSNSに毎日投稿、365日分のスープ写真を全部並べて展覧会を開いた。
会場に来てくださった方からの「レシピ教えて!」とか「これ作ってみたい」といった反応がたくさんあって、
「スープ・ラボ」というスープのイベントを開始、念願叶って本の出版、WEB媒体の連載も決まり、スープ作家となった。
有賀薫さんの出版物は!
有賀薫さんの野菜1種類でも豚汁レシピ?
有賀薫の豚汁レボリューション (野菜一品からつくる50のレシピ)が出版されている。
豚汁は豚肉とにんじん、だいこん、芋類、青ねぎなど具だくさんに作るイメージが一般的なのですが、
豚のうまみと野菜の出汁が溶け出たスープが体に染み渡る一品だが、食べたいと思ったときに野菜が豊富にあるとは限らないし、
何よりたくさんの野菜を洗って切ってと調理するのは大変なことから、豚汁の常識を覆してくれる、豚肉と野菜1種類から作れる豚汁レシピの本です。
・個性的な豚汁
・味付けは味噌のみ
・出汁不用
●「じゃがいも豚汁」
①は「じゃがいも豚汁」。
皮をむいて4つに切ったじゃがいもと水を鍋に入れてひと煮たちさせ、さらに水を加えて弱火にし、
10分ほどしたら豚肉を加えてさらに煮込む。
じゃがいもに火が通ったら味噌を溶き入れて、再び煮立ったら火を止めて完成。
大きめに切ったじゃがいものホクホクとした食感は、まるで肉じゃがを食べているかのようなほっこりとした気持ちにさせてくれる。
また、普段あまりじゃがいもから出汁が出ていることを意識したことがなかったが、
具材がシンプルであることで「じゃがいもってこんなに出汁が出るんだ!」と実感。想像以上においしくて、物足りなさもまったく感じず驚いた。
●「カリカリ豚のピーマン豚汁」
②は、「カリカリ豚のピーマン豚汁」。
深型のフライパンに油をひいて豚肉をカリカリになるまで焼き、余分な油を取って半分に切ったピーマンも焼き目がつくまで焼く。
水を注ぎ、沸いたらふたをし数分煮て、味噌を加えて再び煮立てれば完成。
この豚汁、ピーマンは本当に2つに切るだけ。種も取らない。今までこんな使い方をしたことがなかったので最初は不安だったが、
今まで種を取っていたのはいったい……と思うほどおいしい。
これはカレーなどにも応用できそうだ。
ピーマンの新しい使い方を知ることができた一品。
●「トマトン汁」
③は「トマトン汁」。
深型のフライパンにごま油をひき、豚バラ薄切り肉を炒める。
火が通ったら8つ切りにしたトマトを加え、ヘラで押し付けるようにしてさらに炒める。
あとは水を加えてひと煮たちさせ、5分ほど煮たら味噌を溶き入れてひと煮たちさせれば完成。
スープにトマトを入れることはよくあるが、豚肉とトマトだけで作ったのは初めて。
どちらもうまみが強い食材なだけあって、シンプルな材料からは想像もつかないほど奥深い味わいだ。
味噌との相性も抜群! サラダに使うにはちょっと日にちが経ってしまったトマトも、次回からはトマトン汁にすれば無理なく消費できそう。
豚肉と野菜1種類から作れる豚汁レシピ抜粋