前橋健二(まえはし・けんじ) 東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授です。
発酵過程における微生物の代謝と酵素作用による食品成分の変化、新規発酵調味料の開発、味の解析や味覚のしくみなど、
「発酵」と「味」について多方面から科学的アプローチを続けている。
日本テレビ系「世界一受けたい授業」などにも出演されて、便秘解消、肥満予防、美肌効果も期待できるという、
夜仕込んで翌朝食べられる手作り発酵食品など紹介されました。
そんな前橋健二教授の発酵食品にごり酢!
経歴や年齢に大学やにごり酢通販サイト!など調べて見ました。
晩ごはんは、みりんとにごり酢、あと塩ひとつまみでチャーハンつくってみました。めちゃ優しい味の優勝チャーハンができあがった…! pic.twitter.com/HUjcPZCSwN
— 小倉ヒラク | Hiraku Ogura (@o_hiraku) September 19, 2021
免疫バランス整える「にごり酢」とは?
酢は酢酸菌による発酵食品で、一般的な食用酢は精製されて透明ですが、
「にごり酢」は濾過(ろか)されずに酢酸菌や原材料の一部が残っている。
「にごり酢」に含まれる「酢酸菌」は、免疫細胞を活性化し、アレルギーを抑制する作用があるなど、免疫バランスを整えるために役立つのです。
「にごり酢の中に、生きた酢酸菌がいるわけではありません。酢酸菌の残骸や、
発酵過程でできたペプチド(アミノ酸が2つ以上結合した状態)が、免疫細胞のみならず、腸内細菌にも働きかけ、バランスをよくすると考えられるのです」
そもそも酢酸菌の細胞壁の成分「LSP(リポ多糖)」は、免疫細胞を活性化し、刺激を受けた制御性T細胞によってアレルギーを抑制するといわれる。
また、腸には腸内細菌が無数にいるが、酢酸菌の残骸はビフィズス菌などの良い働きをする細菌をサポートする可能性がある。
ビフィズス菌は酢酸を作り、それが病原性大腸菌による感染症を予防することも報告されている。
「にごり酢を1日大さじ1杯程度、調味料などとして使うと、アレルギー予防や感染症予防以外にも、
さまざまな健康作用で役立つ可能性があります。動脈硬化を防いで生活習慣病の改善、カルシウムの吸収率を高めて骨粗鬆(こつそしょう)症予防など、いろいろな働きが期待できるのです」
前橋健二(まえはし・けんじ)教授の経歴
職業:東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授
誕生日:1969年生まれ
出身地:長野県出身
出身大学:1994年東京農業大学農学研究科醸造学専攻修士課程修了
大学院:1998年、同農芸化学専攻博士後期課程単位取得満期退学
職歴
東京農業大学応用生物科学部醸造科学科助手、講師。
東京農業大学応用生物科学部醸造科学科准教授を経て、2016年から現在教授。
2003年には米国モネル化学感覚研究所にて味覚遺伝子の研究に従事。
・調味食品科学研究室に所属し調味料を研究している。
・「調味食品学」という授業なかで“世界の調味料”について講義している。
所属学会:日本食品科学工学会、日本農芸化学会、みりん研究会日本味と匂学会。
前橋健二教授の著書!
にごり酢の通販サイト!
お酢造り300年の老舗、庄分酢の『蔵付酢酸菌 かすみくろ酢』