小林 久隆(こばやし・ひさたか)医師はアメリカ合衆国で活躍する日本の医師。
2022年4月に関西医科大学光免疫医学研究所長に就任した。
小林 久隆医師は、ノーベル賞受賞者が160人も輩出しているアメリカ国立衛生研究所(NIH)に研究室を持つ医師です。
がん治療には主に『手術』、『放射線』、『抗がん剤』が用いられていたが、
第4の治療法として小林 久隆医師が開発したのが
「光免疫療法」なのですだ。
光免疫療法とは?
光と免疫による患者にやさしいがん治療法
光免疫療法(ひかりめんえきりょうほう、英:Photoimmunotherapy)とは、光に反応する薬を投与し、薬ががんに十分集まったところでがんに対してレーザー光をあてることで治療する、新しいがん治療法です。
日本においては、「切除不能な局所進行又は局所 再発の頭頸部癌」に対する治療として2020年9月に承認され、現在は保険診療として治療を受けることが可能です。
光免疫療法用の薬は、がん細胞の表面に多く出ている目印(抗原)にくっつくタンパク質(抗体)に、光に反応する物質をつけたものです。
この薬を点滴投与すると徐々にがんに集まっていき、1日くらいでがん細胞に薬がたくさんくっつきます。
そこにレーザー光を当てると薬が反応し、薬がたくさんくっついたがん細胞は破裂して死滅します。
一方で、光免疫療法用の薬がほとんどくっつかない正常細胞は、レーザー光を当ててもダメージを受けません。
また光免疫療法用の薬自体は細胞にダメージを与えませんし、使用するレーザー光も人体に害は及ぼさないので、
抗がん剤のような治療部位以外での副作用はなく、患者にやさしいがん治療法といえます。
https://www.kmu.ac.jp/research/pit/commentary/index.htmlから抜粋!
小林 久隆は「30年この研究を続けてき、やっとスタートラインに立てた」と話しております。
そんな小林久隆医師がん治療の世界初光免疫療法とは?経歴や関西医科大学に全国の病院はどこ?など調べて見ました。
小林久隆(こばやし・ひさたか)医師の経歴
所属:NIH/NCI(米国立衛生研究所・国立がん研究所)分子イメージングプログラム主任研究員
関西医科大学光免疫医学研究所所長
誕生日:1961年9月13日生まれ
出身地:兵庫県西宮市
出身中・高校:灘中学校・高等学校(兵庫県神戸市)
出身大学:京都大学医学部医学科
出身大学院:京都大学大学院を修了 医学博士修得
職歴・受賞
1995年アメリカ国立衛生研究所(NIH)臨床センターフェローに。
1998年に京都大学特任助手。
2001年にNCIおよびNIHシニアフェロー。
2004年にNCI分子イメージングプログラムで主任研究員として基礎研究開発部門を主導。
2012年にバラク・オバマ大統領の一般教書演説で紹介される。
2012年に日本政府の国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として表彰。
2014年にNIH長官賞を受賞。
2015年に頭頸部癌患者を対象にした臨床治験が米国で開始。
2018年3月に再発頭頸部癌患者を対象にした臨床治験が日本で開始。
2022年4月に関西医科大学光免疫医学研究所長。
日本における研究拠点とし、病理、新薬開発を進め、新たながん治療の開発を進める。
小林久隆医師の著書!
小林久隆はその3カ月前、悪性がんのマウス実験で8割が完治、副作用もなかったとする驚きのデータを専門誌に発表。注目の成果をNIHがいち早くホワイトハウスに紹介し、「米国の研究」として演説に採用された。(アーカイブ記事)https://t.co/u7uH1bTQe3
— The Asahi Shimbun GLOBE+ (@asahi_globe) December 3, 2022
癌の光免疫療法が受けられる全国の病院は?
こちらの治療は施設要件を合格した医療機関で提供され、関東、東海、北海道、東北圏内で治療をお考えであれば、以下の医療機関となります。
関東地方
・亀田総合病院
・癌研究会有明病院
・北里大学病院
・群馬大学医学部付属病院
・国立がん研究センター東病院
・埼玉医科大学子交際医療センター
・東京医科歯科大学医学部付属病院
・東京医科大学病院
・横浜市立大学付属病院
東海地方
・愛知医科大学病院
・愛知県がんセンター病院
・岐阜大学医学部付属病院
・藤田医科大学病院
北海道エリア
・北海道大学病院
東北地方
・秋田大学医学部付属病院
・岩手医科大学付属病院
・宮城県立がんセンター
現在、保険適用となっている光免疫療法は「一部の頭頸部がん」のみであり、多くのがん患者様のニーズを満たすにはまだ時間を要します。
HP:https://gan-chiryou-clinic.com/tgc-latest-news/hikari-area/
医療法人社団良凰会 TGC東京がんクリニックから抜粋!
光免疫療法開発者:小林久隆先生。消化器内視鏡専門医でもあったのか?灘卒⇒京大医学部卒。在籍中は、化学・物理学の勉強にも励み、特に、化学分野はプロ級だとの噂がある。大学以上の化学、とくに有機化学は難解だ!!https://t.co/VgN4yOgZzM
— Yoshihisa Okazaki (@XX62) November 3, 2022
メディア初公開「光免疫療法」の新たな可能性。ガンのみならず老化細胞をやっつけてしまえるのでは?という小林久隆教授のお話し。これでミッキーもあと50年は現役でバリッバリで行けますね!
カズレーザーと学ぶ。#TVerhttps://t.co/VWbCfP0rk7
— フリーダム蝦夷鹿🦌 (@RM_Device) October 25, 2022
「免疫チェックポイント阻害剤」の治療後、がんが急速に大きくなることがある。
この仕組みを、米国立がん研究所(NCI)主任研究員で、関西医科大付属光免疫医学研究所長の小林久隆さんらが発見した。
免疫チェックポイント阻害剤、一部で治療後がん急拡大 仕組みを解明 https://t.co/99aazm7ScZ
— 朝日新聞科学みらい部 (@AsahiKagaku) September 29, 2022
小林久隆医師が開発した光免疫療法に関して、基礎研究と臨床応用研究を行う研究所が、「関西医科大学附属光免疫医学研究所」です。光免疫療法に必要な最新の機器を整備し、日本における光免疫療法の中心研究拠点となる研究所を目指しています。 https://t.co/hwrrsfdNme
— ニューロドクター乱夢 (@hichachu) September 21, 2022