出澤真理(でざわ・まり)先生は東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野 教授、
2010年に、生体内のあらゆる細胞に分化する可能性を持つMuse(ミューズ)細胞を発見されたかたです。
Muse(ミューズ)細胞とは?
これは非腫瘍性の多能性幹細胞で、人体組織のうち結合組織・骨髄・末梢血に存在し、外胚葉・中胚葉・内胚葉の細胞に分化することが可能な細胞です。
iPS細胞などとは異なり腫瘍形成の危険性がなく、また遺伝子操作も不要で、静脈経由または局所に投与して生体の損傷部位を修復するものです。
現在心筋梗塞・脳梗塞・表皮水泡症・脊髄損傷を対象に研究が進められています。
例えば脳梗塞を患い寝たきりになっている患者がミューズ細胞を注射すると起きて食事をしたり、トイレに行くこともできるようになることも考えられます。
実現すれば夢のような医療が提供できます、女性初のノーベル賞受賞も期待されているのです。
・外科手術は必要ない。
・実現すれば、離島や山間部など医療過疎地の患者にも役立つ。
そんな出澤真理先生の再生医療研究者で経歴や年齢と大学に父親は?結婚と子供に女性初のノーベル賞受賞も期待?など調べて見ました。
出澤真理(でざわ・まり)先生の経歴
職業:東北大学大学院 医学系研究科 細胞組織学分野教授 専門は再生医学・幹細胞生物学
誕生:1963年生まれ
出身地:福岡県
出身大学:千葉大学医学部
大学院:千葉大学大学院医学研究科 博士課程修了
結婚:既婚、子供(初孫も誕生)
憧れる歴史上の人物:織田信長「独創性があってオレ流を貫いた生き方が魅力的」
職歴
1989年4月に千葉大学医学部附属病院研修医(第三内科入局)。
1991年4月に千葉大学大学院医学研究科博士課程入学。
1995年3月に千葉大学大学院医学研究科博士課程修了。
1995年4月に千葉大学医学部解剖学第二講座 助手。
1997年4月に千葉大学医学部眼科学講座 助手。
2000年4月に横浜市立大学医学部解剖学第一講座 講師。
2003年1月に京都大学大学院医学研究科 機能微細形態学 助教授。
2008年4月に東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野 教授。
東北大学医学系グローバルCOE「Network Medicine創生拠点」国際ネットワーク連携委員会委員長を兼務。
専門は再生医学、幹細胞生物学。
骨髄や皮膚などの間葉系細胞に内包される新たな多能性幹細胞(Muse細胞)を発見し、幹細胞生物学と再生医学への貢献を目指している。
受賞歴
1997年に井上研究奨励賞〔(財)井上科学振興財団〕
1999年に日本解剖学会奨励賞〔(社)日本解剖学会〕
2003年に日本顕微鏡学会奨励賞〔(社)日本顕微鏡学会〕
2011年 文部科学大臣賞〔文部科学省〕
#ドクターズマガジン 4月号の読みどころ✨
■ドクターの肖像
出澤 真理
(東北大学大学院 医学系研究科 細胞組織学分野 教授) pic.twitter.com/uEkPQL4PmN— 民間医局コネクト (@minkanikyoku) March 28, 2022
出澤 真理先生の父親も生物学者でアメリカYale大学やドイツのミュンヘン大学で研究をしていたため、
1歳~4歳までアメリカで過ごし、その後は当時の西ドイツに移り、
西ドイツの幼稚園に通っていましたが、小学校の途中で日本に帰国されたが、
再び小学校高学年からまたアメリカに渡り、中学2年で日本へ戻ってきたので、日本の学校教育をまともに受けていないそうです。
一番困ったのが国語がまったくついていけない、現代文だめ古文なんて最初からあきらめていたそうです。
また、理科も苦手で苦労しなかったのは英語だけという状態だったのです。
高校入学し「検事、裁判官」の法学部を目指すが国語が追いつけず「六法全書」を理解することなどできないと、高校2年生のときに夢をあきらめた。
千葉大学医学部に進学し、臨床医になると決めたが臨床医には向いていない研究者が向いているって気づいて、方向転換したのです。
当時は再生医療などという言葉はなかったのですが、失ってしまった身体の機能を自分の細胞を使って回復させることができないかと、漠然と考えていた。
その後に共同研究者の藤吉教授とこの細胞を「Muse(ミューズ)細胞」と名付け、
2010年4月に発表したところ、「第3の多能性幹細胞」などとマスコミでも取り上げられた。
KEYPERSON
Muse細胞を用いた医療を広く世界へ届けたい
出澤 真理氏 東北大学大学院医学系研究科細胞組織学分野 教授https://t.co/xUiUp39Qxb— Beyond Health (@beyohealth) January 26, 2022
出澤真理先生の結婚や子供は?
出澤真理先生は結婚されてお子さんも、おられるようですが詳細は未公開です。
結婚は1989年4月~1991年3月まで千葉大学医学部附属病院研修医(第三内科入局)勤務されていた時に結婚されております。
公的サービスや私的サポートを受けて「楽しく子育てしました」大学にいられる時間はどうしても少なくなりますが、
文献に当たったり、あれこれ考究したりすることは、自宅でもどこでもできます。
研究の舞台から降りないこと、これも経験者からの助言として話されております。
つかの間の休日に初孫を抱くときが、嬉しいそうです。