NHK プロフェッショナル 仕事の流儀に肝臓外科医・
高山忠利先生が登場
日本では毎年3万人が亡くなる肝臓がん。
高山先生はその手術で年間250件以上を誇る、
肝臓外科のトップランナーがいる。
肝臓外科の神の手、高山先生ははこれまで不可能とされた手術
(尾状葉単独全切除)を世界で初めて成功させ多くの
患者の命を救ってきた。
高山先生のもとに全国から患者が集まる。
そのほとんどが困難で治療が難しいと言われた患者だそうです。
高山先生の患者の5年生存率は64%と全国平均よりも7%も
上回るそれも困難な手術ですから。
その手術は丁寧で慎重な手技にあるが。
「血の塊」と言われる肝臓の手術において、
高山先生は出血量を最小限に抑えるために、
微細な血管に至るまですべてを糸で縛りながら腫瘍を
切除していく技法だそうです。
長時間の手術ですが、平均出血量は一般的な手術のおよそ
3分の1の量抑えられるそうです。
- 出血量が少ない
- 肝不全のリスクが低減
- 術後の回復も圧倒的に早く
高山先生の手術の格闘する日々に
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀が密着する。
高山忠利(たかやま ただとし)先生プロフィール
肝臓外科医
1955年生まれ
東京都出身
日本大学第二高等学校卒業
1980年3月日本大学医学部卒業
1984年3月日本大学大学院医学研究科修了。
同年9月医学博士(日本大学)。
1987年6月国立がんセンター中央病院外科チーフレジデント。
1989年6月同病院外科医員。
1995年4月同病院外科医長。
1995年10月東京大学医学部第二外科学講座講師。
1996年11月同講座助教授。
1997年4月東京大学大学院医学系研究科肝胆膵移植外科学助教授。
2001年4月日本大学医学部外科学講座外科3部門教授。
2004年4月同講座消化器外科部門教授。
肝臓がん手術のラジオ波焼灼療法とは?
30年位前は,肝臓がんと診断されたら余命半年といわれていました。
現在手術による治療では,5年生存率は全国平均で53%ですが,
板橋病院消化器外科の場合は
61%です。2000年頃から始まった内科的治療であるラジオ波焼灼療法では5年生存率42%。
肝動脈塞栓術で21%です。手術による現在の5年生存率53%という数値は,他のがんの生存率と較べて低いと思われるかもしれませんが,30年前はわずか20%でしたから大きな改善です。
ラジオ波焼灼療法とは
■ラジオ波(高周波)で癌細胞を加熱して死滅させる治療法。
■癌細胞が正常細胞より熱に弱い性質を利用
■超音波等で癌細胞の位置を特定しながら針の先端部から高周波を照射して加熱する治療法
■針の先端部周囲のみ加熱する為に副作用が少ないですが大きな癌には適さない
■痛みは針を刺すだけで、ほとんど痛みは
無いとのこと
日本大学医学部附属板橋病院の案内
日本大学医学部附属板橋病院
〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1
TEL.03-3972-8111㈹
疾患さんには特にこの医師が専門に診察しています。
肝胆膵癌
高山忠利(部長・主任教授)・中山壽之(講師)・大久保貴生(講師)・
檜垣時夫(医長)
肝移植
高山忠利(部長・主任教授)
胃癌・大腸癌・食道癌
高山忠利(部長・主任教授)・東風貢(科長)
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最後に
高山先生は5人に1人が脂肪肝!?
最もリスクが高い“働き盛りの中年男性”は
要注意だそうです。
●食べ過ぎや運動不足に伴う肥満
●お酒の飲み過ぎが主な原因
●無理なダイエットとリバウンド
脂肪肝が気になる人や、脂肪肝と診断された人はウォーキングなどの有酸素運動が良い。
毎日のウォーキングを習慣頑張りましょう。