誰かが行かねば、道は拓(ひら)けないと、
トンネルエンジニアの阿部玲子さん。
そんな阿部玲子さんがNHKプロフェッショナル 仕事の流儀に登場。
世界中のトンネル工事現場を渡り歩き、業界では誰もが知る存在の
日本人女性がいる。
なぜ、世界に出たのかそれは
日本では、「女性が山に入ると神様のたたりがある」といわれ、
トンネル工事で現場に入れてもらえないことで阿部さんは留学を決心した
。
阿部さんは現場で働く労働者たちの命を守る
「安全管理」のエキスパートとして、世界の現場から、その知識と経験を
乞われる存在です。
女性土木エンジニアの道を切り拓き、建築業界で
「最も難しい国」の一つと言われるインドで
実績を上げる。
2015年この夏、阿部さんは、自身初のイスラム圏での仕事のため
インドネシア・ジャカルタの地下鉄建設現場に赴く。
阿部さんがこれまで女性に閉ざされてきた大きな扉を開ける鍵を手に入れ
活躍しています。
そんな阿部さんを紹介します。
土木エンジニア・阿部玲子さんのプロフィール
インド現地法人 取締役社長 兼 軌道交通事業部
プロジェクト部長 兼
グローバルソリューションズ事業部 部長
1963年 8月:山口県生まれ
1987年 3月:山口大学工学部建設工学科卒
1989年 3月: 神戸大学大学院土木工学専攻修了
1989年 4月 :㈱鴻池組入社
1995年 8月~97年8月: ノルウェー工科大学留学 水力発電工学修了
1997年 1月~4月,9月~12月 :ノルウェーにて現場研修 (地下発電,地下鉄工事,North Cape海底トンネル工事等)
1998年 1月~: ㈱鴻池組 土木本部 土木設計部構造設計課
1998年 9月~: 同 技術部第一グループ
2000年 4月~ :台湾省台湾高鉄C210工区
廻龍・林口トンネル工事工務主任
経歴
㈱鴻池組では女性管理職となる
- 日本では閉ざされていたため留学する
- ノルウェーで岩盤工学を学ぶ
- ヨーロッパ最北端の地、ノースケープで海底トンネル工事の研修
- 台湾新幹線建設のメンバー
- 中国での遺棄化学兵器処理事業
- カタールの都市計画立ち上げ
- 2007年より三年間、インドの首都・デリーにおける地下鉄事業のトンネル技術者
- 2010年からバンガロールにて、総工費約3068億円の国家プロジェクト
- 2013年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013(リーダー部門)受賞者
- 2014年10月からオリエンタルコンサルタンツグローバル社のインド現地法人社長に
インド地下鉄工事で女性初の現場監督として指揮をとった阿部玲子さんです。
上記の動画は海外向けに制作された日本政府のCMです。
安倍総理がインド訪問し、中国と競争していた新幹線のプロジェクトの時です
しかし、中国に負けましたが。
日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーとは?
日経ウーマン(にっけいウーマン)は、日経BP社
(創刊時は日経ホーム出版社)が毎月発行する
働く女性たち向けのビジネス誌である。「日経WOMAN」とも表記する。
職業の選択、キャリアアップ、女性としての生き方などをテーマにしている。毎月7日発行。
公式サイトを持っている他、携帯用のサイトも運営している。
また、1999年より毎年12月、その年活躍した働く女性に贈る賞「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を主催し発表している
最後に
阿部さんは若手の方に
あきらめたらそれで終わり。
何事もやってみないことには分からない。
あきらめなければ必ず必ず道はあるといってます
これだけ業績を残してますから
自らが手本だと思います。