
剥がして貼れる業務用塗料を消費者向けに、自筆の絵などを
剥がして貼れる。
自動車工場でバンパーの保護などに使っていた業務用塗料を
消費者向けに転用。
太洋塗料の町工場が作る「魔法のペン」ガイアの夜明け
で紹介します。
お絵描きを可能にしたのは「MASKING COLOR(マスキングカラー)」と呼ぶ、
特殊なペン型の塗料だ。
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Sサイズ(38ミリリットル)で約1600円、
Lサイズ(168ミリリットル)で約4100円
と決して安くはないが、「東急ハンズ」や「ロフト」で人気。
2013年8月の発売から1年半で約1万2000本売れた
このペン型塗料。
「生みの親」の神山マネージャーだ(写真左、写真=陶山 勉)
太洋塗料株式会社
創 業:昭和26年8月14日
資本金:4,950万円
代表取締役:平本 光雄
売上高:4億2800万円(2014年3月)
本社・工場
〒144-0033 東京都大田区東糀谷6丁目4番18号
Tel(03)3745-0111 Fax(03)3743-9161
「魔法のペン」マスキングカラーが誕生までの秘話?
東京都では、2012年度から、都内ものづくり系中小企業の製品とデザイナーの発案を
結びつけ新商品を提案する
「東京ビジネスデザインアワード」を主催しており、大田区からの働きかけは、その第一回アワードへの出品をしてはどうかという誘いだった。
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その頃の太洋塗料は、公共事業費の削減とリーマンショックの影響が響き、業績低迷の時期にあった。
参加する余裕はないと断ることもできたはずだが、同社は、せっかく誘っていただいたという思いと、挑戦しなければ何も始まらないという平本代表取締役の判断か
ら、応募を決意する。応募するには、まず、新しい活用のアイデアを欲する「素材」を社内から選ばなければならない。
社員皆で検討し選んだのは、保管中の自動車部品等に予め塗布する保護用の塗料。
乾燥すると簡単に剥がせる特徴を生かせる、良いアイデアが寄せられないかと期待した。
同社の出品に対し、二十数名のデザイナーから提案が集まり、審査を経て、小関隆一氏が提案したペンがテーマ賞を受賞した。
小関隆一氏
職業:デザイナー
1973年:東京都生まれ
1998年:多摩美術大学美術学部デザイン学科インテリアデザイン専修卒業
1998年:I.D.K.デザイン研究所に在籍 喜多俊之氏に師事
第2デザイン室 室長歴任
2011年:リュウコゼキデザインスタジオ設立
国内外の様々な業態の企業との取り組みで経験を積み、ジャンルの境界を越えたデザイン /アートディレクションを行なう。
多角的な視点でのブランド戦略やコンサルティングも手掛け、 プロジェクトの本質的な魅力をシンプルに引き出す活動に取り組んでいる。
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