世界の食を支える… なんでも“包む”魔法の機械!
レオン自動機 社長 田代康憲 氏がカンブリア宮殿に登場。
なじみのない会社だが国内シェア9割、3万台が稼動しているという
トップメーカーなのだ。
まさに世界も認めた“魔法の機械”
その名は「レオン自動機」
知られざるニッポンのすごい企業
、
その師弟コンビが生み出した機械は、さらに進化を遂げ、
きょうも世界中の食を支えているのです。
この技術者集団を率いるのが、現場からたたき上げの田代康憲社長です。
私たちが日ごろ食べているまんじゅうに中華まん、ジャム入りの洋菓子に始まり、
チーズが中に入ったハンバーグなど、何かを“包んで”作った食品。
これらの生地と中身を包む機械を、世に初めて生み出した会社
田代社長は機械の生みの親の創業者・林虎彦氏の愛弟子です。
しかも日本の食だけには留まらず、ロシアのピロシキ、イギリスのスコッチエッグ、
中国の月餅など、世界120の国と地域で活用されている会社です。
田代 康憲社長のプロフィールと創業者・林虎彦氏を調べて見ました。
画像:http://www.shimotsuke.co.jp/select/topinterview201…
田代 康憲(たしろ やすのり)氏プロフィール
レオン自動機(株) 代表取締役社長
年齢:68歳
出身;栃木県宇都宮市
学歴:1970年日大生産工学部を卒業
職業:1970年レオン自動機に入社
1987年取締役
1999年常務
2011年に3代目社長に就任
創業家以外から初めての生え抜き社長となった
日本食品機械工業会理事や県経営者協会副会長を務める。
レオン自動機(株)とは?
創業者 林虎彦氏は大正15年5月18日、日本占領下の台湾・渓州に生まれ。
昭和25年3月に金沢市において(株)虎彦なる菓子店を創業
昭和29年12月に栃木県藤原町(鬼怒川温泉)に新たに虎彦製菓(株)を創業
昭和37年2月、「R-3型」包あん機を発明
3月、「N式ZG曲面体(包着盤)」を装置した「N15ZG-101型」を制作。
菓子業の成功利益は機械開発に消えながらも、遂に昭和38年3月「レオン自動機株式会社」を創業
林虎彦氏は和菓子・パンの職人時代に日本の伝統文化を後世に伝えるためには、
作業が夜中から始まる職人の過重労働をなくすため、
包あん作業を「機械化しなしなければならない」と考え、
近代科学の世界に挑戦しました。
林氏は「食」を通じ、人々の心は一つになれると考え、
●食のあるところ 団らん在り
●慰めの食事を前に 争いは起きない
●子供の頃の味や記憶は望郷である
●誰もが心穏やかな世界に遊べる
と述べており、食文化をいつくしみ、育むことは、人々の心に豊かさを、ひいては
「世界に恒久的な平和をもたらす」と語っております。
自分に続く「食品レオロジーの応用工学」を志す者を育てたく、本財団を設立しました。
林レオロジー記念財団
〒320-0071
栃木県宇都宮市野沢町2番地3
TEL:028-688-0251 / FAX : 028-688-0252
E-mail:hayashi_rheology@rheon.com
最後に
海外進出にあたり当初は商社を経由したそうですが、商社に頼らない自力での販路開拓へ切り替えたそうです。
できたものを右から左にもっていくだけでなく、お客様と一緒に商品を開発し、改良していきたい。
海外でも、ユニークな商品の誕生に貢献している。