神奈川県にあるパン屋「オギノパン」の荻野時夫氏
がクロスロードに登場。
一番人気はアツアツの「あげぱん」。
1日4000個も売れるという人気の秘密は“給食のなつかしい味”にあった。
2011年神奈川県内のB級グルメの祭典「かながわフードバトルinあつぎ」。
オギノパンは2010度に続き金賞を獲得し2連覇を達成した。
あげパンは冷めて油でベタベタにならないように、
店では注文を受けてから揚げるそうです。
「地域の子供たちをおどろかしてやろう」と丹沢あんぱん
「かんだら絶対あんこに歯が届く」
皮が25グラムに対しあんこは40グラム。
開発に2年食育や人材育成にも力を入れる、季節野菜時に合わせメニューを考える」。
そんな荻野時夫氏のオギノパンの略歴など調べて見ました。
オギノパンの略歴
オギノパンを経営しているのは、荻野時夫氏(兄)と荻野隆司氏(弟)の兄弟コンビ。
昭和35年に創業したオギノパン、田舎での商売だったため軌道に乗らず、荻野家はずっと苦労を強いられていたのだとか。
荻野兄弟の父親が、数字が苦手な兄にパン作りを、パン作りが好きではないという弟に営業・経理・総務などを任せたところ、お互いの弱点を補うことで、年商8億円になるまで会社は成長。
「オギノパン」は昭和35年から続く給食パンの製造業者、時代と共に小子化のためパン給食の減少によって業績は年々悪化する。
給食パンは薄利多売ぢ儲かるのだが値段は上げられず
受注は減少そこで
2010年8月に大量生産と多品種少量生産に対応できる多機能ラインを持つ最新の本社工場を現在の相模原市緑区長竹に建設・移転いたしました。
社長である荻野時夫氏は6億円の借金をして店舗移転の大勝負に出たのだ。
独自のパン生地にこだわり、“昔ながらのおいしい味”を守り作り続ける荻野。
そして共に働き一丸となって店を支える家族。
ひたむきにパン作りに向き合う荻野と、借金6億円から行列のできる人気店に成長した
株式会社オギノパン 代表取締役 荻野時夫
所在地:相模原市緑区長竹2841 資本金:1000万円
創業:昭和35年5月 従業員:125人
事業内容:学校給食用パン、リティルベーカリーの経営
URL: http://www.ogino-pan.com/
工場直売店が人気!
毎日平均25000個のパンが作られ、200校以上の学校や保育園に出荷されています。
山奥にあるにも関わらず、一日4000人以上が集まることもあるという工場直売店では、昔懐かしい
「あげぱん」が人気。揚げたてを求めて県外から訪れる人も多く、子供たちも「自分の学校のあげぱんよりおいしい!」と大喜び。
注目したいのが、直売所の内装なのです。
荻野隆司氏のこだわりを反映させ、パンの陳列台は昔ながらの学校の机、
・机の横にはランドセル、
・パンを載せるトレイには給食トレイ、
・レジの後ろには黒板など、
全体が小学校風にまとめられています。
とてもアナログな雰囲気が漂う店内。
大人から子供へ、その子供が大人になってまた子供へ、ずっと伝えていきたいと思わせてくれる商品作りをつづけるオギノパンのような企業こそ、持続的な成長を続けるのではないでしょうか。