やっぱりおいしい、塩むすび。
みずみずしい新米の季節がやってきました!
秋の味覚サンマやキノコと一緒に味わうのも良いですが、
米本来の味をしっかり堪能するなら、「塩むすび」。
水と塩とお米だけなのに、本当に美味しいですよね。
そこで今回は、炊飯器を使った「美味しい塩むすびの作り方」をご紹介。
土鍋や専用釜を使わなくても、感動級の新米おにぎりが、誰でも簡単に
作れてしまいますよ!
(1)すばやく米を研ぐ
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=139059
米を美味しく炊くためには、「研ぎ方」が最も重要。
研ぐ時間は「3分以内」を意識しましょう。
米研ぎ専用のボウルが市販されていますが、一般的なザル(細目)と
ボウルを組み合わせればOK。
最初は、汚れや米ぬかをたくさん含むので、水を勢い良く注ぎ、すぐに捨てて。
また、研ぐときは、水がない状態でないと、研いだことにならないので要注意。
指を立てて力を入れすぎず手早く行って下さい。
【研ぐ順序】
水を勢い良く注ぎ捨てる(2回)→米を研ぐ(20回)→すすぐ(2回)
→米を研ぐ(10回)→すすぐ(1回)
(2)浸水15分に徹する
研いだ米を炊飯器の釜に入れ、基準線まで水を注ぎます。
水がうっすら濁っている状態で15分浸水。
長くつけ過ぎると、ベタッとした柔らかい仕上がりに。
また、浸水後は、お米の旨みが水に溶け出ているので、
ザルで水切りをせず、そのまま炊くようにしましょう。
(3)干しコンブを入れる
塩むすびの味わいをレベルアップさせるのが、「干しコンブ」。
15センチ長の干しコンブを水面に置き、一緒に炊きましょう。
コンブが水分を吸ってくれるため、「新米だから水少なめで」
などと考える必要はありません。
(4)「お急ぎモード」、「早炊きモード」で炊く
普段は時短ワザとして使っている「お急ぎオード」。
実は、新米こそ、このモードがベスト!もともと水分量の多い新米を、
短時間で一気に炊き上げてくれるので、米粒の程よいかたさ、
そして甘みや旨みをしっかり味わえる状態に仕上がります。
(5)美味しい塩を選ぶ
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塩むすびの美味しさを左右するのは、やっぱり「塩」。
最近、美味しい塩と呼ばれる商品が沢山出回っていますが、味わいは実に様々。
今回、同じ条件で塩むすびを作り、比較をしてみました。
・岩塩
南アフリカ、ボリビア、パキスタンなどが原産。
キリッと引き締まった旨みと塩気が印象的。
塩むすびとしては、一番わかりやすいテイスト。
・天日塩
フランス・ブルターニュの「ゲランドの塩」やイタリア・プーリア州の
「アドリア海の塩」などが有名。
一番まろやかで柔らかく、ほんのり甘さを感じる。
じんわりまろやかな旨さが好きな方にはオススメ。
・せんごう塩
日本塩の大半はコレで、「沖縄・粟国島の塩」や、「瀬戸内の藻塩」
などが有名。
雑味のない繊細な塩気で、「日本の正しいおにぎり」といった感じ。
新米の美味しさを一番感じやすいかも。
(6)適度な塩水を作る
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美味しい塩むすびのコツは、「しょっぱ過ぎないこと」。
塩を直接ごはんにふったり、手にかけたりすると、濃すぎたり、
不均一な味付けになってしまうため、あらかじめ塩水を
作って使うのが賢明です。
美味しい塩分濃度は、10%前後。
大さじ4の水に、小さじ1の塩をしっかり溶かしましょう。
(7)お茶碗を使ってふんわり握る
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最後は握り方。
おにぎりの美味しさには、愛情も含まれますから、難しい理屈や
技術はやめましょう。
コツは、イメージをしっかり持って握ること。
「空気をたっぷり含み、ご飯粒が口の中でホロッと崩れるくらいの
ふんわり感」を意識して。
水分やベタッとした粘りを出さないために、塩水をうすく塗ったお茶碗に
炊きあがった新米を薄く広げ、握れる温度になったら、両手に塩水をつけ、
中心部には力を加えず、まとめるような感じでさっと握れば完成です。
さあ、お気に入りの新米で是非お試しください!
※新米ではなく、古米の場合は、品種、季節、米の状態にもよりますが、
浸水30分、水を大さじ1多め、普通モードで炊くと良いでしょう
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