櫻井 寛(さくらい・かん)さんはフォトジャーナリスト、日本写真家協会、日本旅行作家協会会員、漫画原作者、東京交通短期大学客員教授です。
鉄道ファンであり、撮る写真には日本内外の鉄道に関するものが多い。
櫻井 寛さんの作品は、単なる鉄道の記録にとどまりません、美しい写真と臨場感あふれる文章で、鉄道の魅力を多くの人々に伝えています。
現在は、東京交通短期大学の客員教授も務めており、その豊富な経験と知識を次世代に伝える役割も担っています。
櫻井 寛さんの作品を通じて、多くの人々が鉄道の魅力や日本の風景の美しさを再発見しています。
櫻井 寛さんの写真は、単に列車を記録するだけでなく、その魅力と臨場感を見事に捉えており、
流し撮りの技術を駆使し、列車の疾走感を巧みに表現しています。
適度なブレを活用することで、列車の動きを効果的に伝えており、構図にも工夫が見られます。
「日の丸4面構図」を意識し、画面を4分割して列車を配置することで、バランスの取れた構図を作り出し、
また、列車だけでなく周囲の風景や空気感も含めた全体像を重視しています。
環境に応じた撮影テクニックも特徴的で暗い環境でも、あえてその暗さを活かした撮影を行い、
車両の色や特徴に応じて、撮影方法を柔軟に変更します。
車両の特性をよく理解し、それに応じた撮影方法を選択しています。
櫻井 寛(さくらい・かん)さんの経歴
職業:フォトジャーナリスト、日本写真家協会、日本旅行作家協会会員、漫画原作者、東京交通短期大学客員教授
誕生日:1954年3月9日生まれ
出身地:長野県佐久市
出身高校:昭和鉄道高等学校
出身大学:日本大学藝術学部写真学科
父親:国鉄職員
櫻井 寛さんは鉄道員に憧れて昭和鉄道高校に入学。
在学中から鉄道写真に魅せられ、写真家を目指していた。
日本大学藝術学部写真学科を卒業後に、出版社写真部勤務。
1990年にフォトジャーナリストとして独立。
国鉄への就職を目指していたが、その頃の国鉄は赤字続きで新規採用が皆無の状況で諦める。
1993年の秋に航空機を使わず陸路海路のみでの世界一周レース『シャルル・エドシック・シャ ンパン・チャーリー』に日本代表として初参加し、88日間で世界一周を果たす。
1994年3月に『鉄道世界夢紀行』にて第19回交通図書賞を受賞。
1997年より阪急交通社旅行写真教室講師。
2001年よりNHK文化センター講師。
東京交通短期大学特別教養講座講師。
2007年にフランス政府観光局より「キャンペーン広報大使」に任命。
2017年より東京交通短期大学客員教授。
海外渡航回数185回以上、取材した国は83カ国になる。
櫻井 寛さんの著書!
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駅弁食べたい。#こねくと << 第1話 久大本線「或る列車」撮影 / 新・駅弁ひとり旅~撮り鉄・菜々編~ – 監修:櫻井寛/作画:はやせ淳 | webアクション [ https://t.co/OuBipmDCEC ]
— SIGKOB (@sigkob) November 13, 2024
櫻井 寛さんの撮影テクニックは!
構図の工夫:スクリーンに罫線を表示させ、水平線や電線などを利用して構図を整えています。
四隅に余裕を持たせて撮影し、後で傾きを修正できるようにしています。
カメラ設定:「絞り優先」モードを好んで使用しています。
カメラ内の水準器を活用して、水平を保つよう心がけています。
流し撮りのテクニック:腰を使って上半身ごと回転させ、滑らかな動きで被写体を追います。
中腰の姿勢で膝を使い、広い範囲で列車を追跡します。
事前準備と練習:撮影現場に早めに到着し、本命の列車の前に通過する列車で練習撮影をします。
新幹線撮影の際は、各駅停車の「こだま」に乗り、途中駅で追い抜かれる「のぞみ」を撮影練習します。
静音撮影:最新のミラーレスカメラの静音モードを活用し、周囲に気づかれずに撮影します。
環境に応じた機材選択:新幹線のような高速被写体の場合、超高画素機ではなく適度な画素数の機材を選びます。
感性を大切にした撮影:「ウワッ」と感じた瞬間を捉えるよう心がけています。
これらのテクニックを組み合わせることで、櫻井さんは臨場感あふれる鉄道写真を撮影し、現場での感動を大切にし、それを写真や文章で表現することを重視しています。