福岡県那珂川市にある居酒屋「お食事処 なごみ」は客足がパタッと止まり閉業さえ考えていた、
常連客の橋爪音寿さんにスマートフォンさえ持っていない73歳の店主が、勧められるままにTikTokに店の窮状を訴える動画を投稿したところ、800万再生を超える大バズり。
翌日から、店は大盛況となり救われたのです。
常連客の橋爪音寿さんとは!
橋爪音寿さんが「お食事処 なごみ」を訪れ始めたのは、2024年2月のことです。
それ以前は東京で会社を経営していましたが、仕事や生活のストレスから心の調子を崩し、うつ状態に陥っていました、仕事も手につかないほどの状態だったそうです。
そんな時に那珂川市に住む知人から「気分転換に1週間ほどこちらに住んでみたらどう?」と勧められ、
実際に住んでみると、少しずつ元気を取り戻し、最終的には住民票を移すことに、「なごみ」に通ううちに、この店が気に入るようになりました。
疲れた心を癒してくれるこのお店ですが、訪れる人は少なく店主も「もう辞めようか」と悩んでいました。
そこで、店と自身のためにTikTokに投稿することを提案。
多くの人に知ってもらいたいという思いから、自分のノウハウを活かして動画を投稿したところ、1万から2万再生ぐらいは行くと思っていたのですが、まさかの800万超えに。
橋爪さんは東京に住んでいた頃からマーケティング関連の会社を経営しており、SNSの運用については無知ではありませんでした。
動画がこれほどバズった理由は、どのような工夫があったのです。
ショート動画では、視聴完了率が重要な指標となり、そのため視聴者にコメントを促すことが効果的です。
コメントを入力している間も動画は流れ続けるため、視聴者は自然と全体を見てしまいます。
結果として、TikTokのアルゴリズムがその動画を「良い動画」と判断し、おすすめに表示されやすくなり、拡散が促進されました。
今回の成功は、店主のキャラクターや気持ち、そして橋爪さんの想いと経験が見事に一致した結果だったのです。
明日からいよいよ、飲食店が軒並み時短営業開始💦
仕事終わりに那珂川市道善にある、【お食事処 なごみ】へ!
居酒屋使いもできるけど、お目当てはカレーなのでビーフカレーチキンカツトッピング、ご飯とルウ大盛りをチョイス🍛 pic.twitter.com/ZJeXqclE79— daisuke.kyon (@daisuke14291066) January 15, 2021
お食事処 なごみ のお店の場所は!
居酒屋
住所:福岡県那珂川市道善2-57
電話番号:092-952-1777 予約可能
営業時間:17:30〜23:00
定休日:木曜日
駐車場:有
インスタグラム:2525_nagomi_0119
アクセス
博多南駅出口より車で5分
行きつけの居酒屋さんが
TVに出てた〰https://t.co/X5VHA8tiYQお食事処なごみ
福岡県那珂川市道善2-57
092-952-1777https://t.co/b9eFnejQ0Z#お食事処なごみ #那珂川市グルメ#那珂川市お食事処#那珂川市居酒屋#福岡県 #那珂川市 #道善— 福岡Selection (@FukuokaWith) July 3, 2024
お店の経営に関する挑戦!
「助けてください」とお店の経営について訴えることには、賛否があるかもしれないと感じていました。
実際には、「本当に美味しい料理を出しているなら、SNSを使わなくても人気が出るはずだ」とか、
「経営の苦境をSNSで公表するのはどうなんだ?」といった批判的な意見も寄せられました。
同様に、賛否が分かれる内容を含んだ動画も他に投稿されていました。
例えば、「新メニューを常連客に試食してもらい、『まずい』と言われたのでアイデアを求める」という動画では、賛否が分かれると予想していました。
「料理人なら自分で考えろ」というコメントも出てきました。
動画が話題になったおかげで、お店は再び賑わいを取り戻しましたが、変化の速い時代では、一つの話題が長続きすることは難しいです。
持続的な人気を保つためには、さらに工夫が必要です。
心に響くシンプルな内容が求められ、その点では、店主が本音を率直に語ってくれたことが良かったと思います。
これからは、お店の魅力をより深く知ってもらうために、店主の気持ちやエピソードをもっと発信していきたいと考えています。
何も知らない状態で食べるのと、背景を理解してから食べるのでは、味わい方が大きく異なるからです。