hacoさんは何者!
hacoさんは、独自の視点で街の風景を切り取り、写真やアイシングクッキーなどの創作活動を通じて表現するクリエイターです。
駅の矢印やレトロなビル、ヴィンテージマンションといった、普段見過ごしがちな街の要素に美しさを見出す独特の感性を持っています。
主な活動!
1. 写真とzine制作
hacoさんは、駅の矢印や建築物に特に強い関心を持ち、これらを題材にした写真集やzine(小冊子)を制作しています。
●『Arrow/Station 駅の矢印』シリーズ
・駅の地面に描かれた誘導用矢印を独自の視点で撮影した写真集。
・Vol.1と2が出版されており、京王線の「京王矢印」など路線ごとの特徴的なデザインを紹介。
●『JAGGED BUILDING(ギザギザのビル)』
・特徴的な形状のビルを撮影した写真集。
・建物の角度によって変わる表情を捉えています。
●『UNEVEN BUILDING』
・デコボコやギザギザなビルを捉えたミニ写真集。
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haco / 矢印ブローチ|サークル
駅やホームにある矢印。ふだんはあまり目にとめることのない矢印の「かわいさ」に注目して、ブローチにしました。わからなくてもかわいいけれど、わかる人ならもっとかわいい、そんな作品。https://t.co/8YbLj5FbO5 pic.twitter.com/uib3dLL3vd
— 83 (@kaibutsushop) November 19, 2024
2. アイシングクッキー作家としての活動
「psychedelic sweets spica」として、建物や街の風景をモチーフにしたアイシングクッキーを制作しています。
●「Eatable Tokyo」「Eatable City」シリーズ
・東京の街にある見慣れた風景をアイシングクッキーで表現。
・駅の床、テラゾー、歩道のブロックなど日常の風景を砂糖で再現。
・NeWORLDというウェブメディアで「Eatable City」を連載中。
アイシングクッキー作品
3. 執筆活動
●『秀和レジデンス図鑑』(トゥーヴァージンズ社、2022年)
・谷島香奈子さんと共著。
・高度経済成長期に誕生した南欧風マンション「秀和レジデンス」の歴史とディテールを徹底解剖。
・青い瓦屋根、白い塗り壁、モザイクタイルなどの特徴を詳細に紹介した一冊。
・2022年に刊行され、2024年に3刷重版されるほどの人気に。
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・『いいビルの世界 東京ハンサムイースト』(大福書林)
共同執筆者として参加・
4. ウェブ連載
●EccoDecoウェブサイト
・秀和レジデンスに関するコラムを連載。
・「秀和レジデンスの年代を見分けるポイント」「様々なこだわり」など様々なテーマで掘り下げて紹介。
5. ワークショップ開催
・アイシングクッキーの作り方を教えるワークショップを定期的に開催。
・秀和レジデンスの特徴的な壁や青い瓦、面格子をテーマにしたワークショップなど。
hacoさんの視点!
hacoさんの作品の特徴は、「かわいい」と感じる独自のフィルターを通して街を見ることです。
普段は気にも留めないような矢印、床のタイル、歩道ブロックなど、見慣れた風景の中に隠れた魅力を丁寧に掬い上げています。
駅の床に描かれた単なる矢印が、hacoさんの目を通すと愛らしい存在に変わり、
その視点は「身近な懐かしさ」が混ざっており、特にかわいさを意図していないもの、昔からあって不変であるものに惹かれる傾向があります。
SNS活動
X(旧Twitter): @haco_8_5
Instagram: @lilycats25 (個人アカウント)
Instagram: @spica.__ (お菓子記録用アカウント)
まとめ
hacoさんは、普段何気なく通り過ぎてしまうような街の風景に「かわいい」を見出し、写真やアイシングクッキーで表現することで、私たちの日常の見方を変えてくれる存在です。
駅の矢印からレトロなビル、秀和レジデンスまで、建築や都市の要素を独自の視点で切り取り、作品に昇華させる活動は、都市の新たな魅力を再発見させてくれます。
hacoさんのような視点を持つと、普段の通勤や散歩がもっと楽しくなるかもしれません、
街を歩く際に上を見たり下を見たりしながら、気になる形を探してみるのも一つの楽しみ方でしょう。