國枝啓司(くにえだ・けいじ)さんはバラ育種家・ローズファームケイジ・ブリーダーです。
ヨーロッパでばらの栽培を学び、65を超えるオリジナル品種のバラを作出。
御成婚に合わせて作出・献上した「プリンセスマサコ」、神戸元町商店街のシンボルローズ「ときめき」、
「 ROSE CHARLOTTE PERRIAND」など国内外の著名人や文化、歴史を記念するばらのクリエイションにも励む。
息子である健一さんは2006年からパートナーとして事業に参加している。
その後健一さんが経営を継承し、現在では「和ばら」を中心に、日本国内だけではなく海外へも幅広く展開している。
1993年に今上天皇と雅子皇后のご成婚の際に、雅子皇后自ら選んだオリジナル品種「プリンセスマサコ」を開発し献上しました。
2003年に独立し、「ローズファームケイジ」を設立し、ここで日本の文化や美意識を反映した草花のようなバラのシリーズ「和ばら」を2006年にスタートさせました。
「和ばら」は、西洋のバラのような鮮やかな原色ではなく、草花のようにたおやかで繊細な中間色を持ち、自然の形を生かした優しい花姿が特徴で、
香り高く、日毎に表情を変えるバラとして世界的にも注目されています。
約60品種のオリジナル品種を世に送り出しており、土耕栽培にこだわり、環境と調和し共生する農法で育てて、
農園の風景や土、空気までもが「和ばら」の一部と考え、自然の森や山のような環境でバラを育てる哲学を持っています。
國枝啓司さんは「ばら作家」として、単に品種を作るだけでなく、自身が「ときめく」花を目指して育種を続け、
彼の育種は、異なるバラの雄しべと雌しべを交配させ、新しい品種を生み出す地道で難しい作業であり、発芽率は数パーセント、商品化できる品種は年間数品種程度です。
こうした努力の積み重ねで「和ばら」のブランドを築き上げてきました。
國枝啓司(くにえだ・けいじ)さんの経歴
職業:ばら作家・ローズファームケイジ・ブリーダー
誕生:1956年生まれ
出身地:滋賀県守山市
長男:國枝健一 株式会社Rose Universe代表取締役社長
職歴
1976年に父である國枝栄一氏が営むバラ園に就職。
1981年にヨーロッパでの研修で学んだ思想や技術をもとに、「いつか世界中の花屋さんに並ぶバラをつくる」ことを目標に育種家としての活動を始める。
2003年に独立し「Rose Farm KEIJI」を設立。
バラのシリーズ「和ばら」をつくりはじめ、現在までに100種類程度のオリジナル品種を生み出す。
2017年から海外8か所の提携農園にも「和ばら」を出荷し、世界の店にも並び始めている。
國枝健一さんの作られている
薔薇のブーケにお花の美しさと香りのハーモニーを感じた
色んな薔薇で作っているので 香りが自然に調合されて
シャネルNo.5番 以上の薔薇のNo.5だった じゃんけん大会に勝って持った時
重量感あった pic.twitter.com/dIVxNQm8IC— たんぽぽ (@qDZKRrvRyMKzAFI) June 2, 2019
國枝健一(くにえだ・けんいち)社長の経歴
役職:株式会社Rose Universe代表取締役 社長
バラ農園「ローズファームケイジ」の3代目
誕生:1981年生まれ
出身地:滋賀県守山市
出身高校:静岡学園高校
出身大学:中央大学
言語:英語 – 日常会話レベルドイツ語 – 日常会話レベル
HP:https://www.wantedly.com/projects/209254
1981年に國枝啓司氏の長男として生まれる。
幼少よりばらに親しむ。
2年のドイツ留学。
一般企業での就業。
25歳で父親が営む『Rose Farm KEIJI』に就農。
2014年に『Rose Universe』を立ち上げ、CEOに就任。
プロデューサーとして、國枝啓司氏が理想とする栽培環境や栽培手法の確立をサポート。
父親が生み出すオリジナルローズを「わばら」と銘打ち、現在60品種を栽培。
商標「WABARA」の国際登録。
現在、世界各国にむけての「ROSE FARM KEIJI」ブランドの切花の出荷を開始。