津田淳子(つだ・じゅんこ)グラフィック社代表取締役社長、2024年6月にグラフィック社の代表に就任し、『デザインのひきだし』の編集長も続けています。
津田社長は2007年にこの雑誌を創刊し、毎号発売後すぐに完売するほどの人気を誇っています。
『デザインのひきだし』は紙や印刷技術、デザインに関するテーマを深く追求し、豪華な誌面で多彩な紙や印刷加工、製本の最新情報を実物の見本とともにわかりやすく紹介し、
津田社長は編集だけでなく、企画、構成、原稿執筆、デザイン、DTP(デスクトップパブリッシング)までほぼ一人で手がけることでも知られています。
特にDTPの技術に長けており、修正作業を効率化する独自のテクニックを駆使して、迅速かつ高品質な編集作業を実現し、
津田社長は自身はもともとデザインや印刷の専門教育を受けていなかったものの、現場での経験と探究心から専門性を極め、編集者としての仕事の枠を超えた幅広いスキルを持っています。
津田社長は紙の質感や印刷の面白さ、製本の妙を実物で確かめることを重視しており、『印刷美術大観』などの資料を参考にしながら、紙の本の魅力を伝え続け、
最新号では和紙を全ページに使用し、オリジナルの越前和紙を表紙に漉き入れるなど、独創的な工夫も特徴です。
津田社長の編集スタイルは「同人誌」に近いとも言われ、自分の興味を徹底的に追求して作り上げることで、印刷・紙関連のプロフェッショナルから絶大な信頼を得ています。
津田淳子社長は、紙の本を愛し、印刷技術の最先端を探求し続ける編集長として、業界内外で高く評価されています。
津田淳子(つだ・じゅんこ)社長の経歴
役職:グラフィック社代表取締役社長・デザインのひきだし編集長
誕生:1974年生まれ
出身地:神奈川県
出身校:非公開
職歴
編集プロダクション、出版社勤務。
2005年にデザイン書や美術書などをあつかうグラフィック社に入社。
2007年に毎号、発売してはすぐに完売してしまう『デザインのひきだし』を創刊。
デザイン、紙の種類や加工、印刷技術にまつわる、さまざまなテーマを追求し続けている。
2024年6月にグラフィック社代表取締役社長・デザインのひきだし編集長。
津田淳子社長は幼少期から「とにかく本を読め」という両親の元、たくさんの本を読んで過ごしたそうです。
大学卒業後、出版社で働いていたある時、カバーだけが気に入って買った小説にハマり、「紙が持つ力を思い知った」のです。
取材を通して紙や印刷技術を知れば知るほど、その高い技術に魅了され今に至るそうです。
津田社長は、編集長でありながらも、自ら一冊の半分以上の記事を書き上げ、ユニークな表紙や付録の多さにも、彼女ならではのこだわりが詰まっているのです。
「こうしたら絶対面白い」と思うものを、限られた予算の中で作り上げる、誰よりも紙を愛し、多くの人を濃密な紙の世界へと導くのです。
津田淳子社長の著書!
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【おしらせ】
株式会社グラフィック社
代表取締役社長交代のおしらせ2024年6月21日付で、『デザインのひきだし』編集長でもある津田淳子が新たに代表取締役社長に就任いたしました。… pic.twitter.com/vQOA5ExZub
— グラフィック社 編集部 (@Gsha_design) June 21, 2024
津田淳子社長が代表取締役になった理由は!
津田淳子社長がグラフィック社の代表取締役に就任した理由は、彼女が長年『デザインのひきだし』の編集長として培ってきた企画力や編集力、
そして出版社の方向性を自らのビジョンで牽引していく必要があったためです。
2024年6月に代表に就任し、編集長も続けながら企画や特集の方針を自ら決めるなど、会社の経営と編集の両面でリーダーシップを発揮しています。
津田淳子社長は編集の仕事において「自分で全部やることが必ずしも良い本になるわけではない」と早くから気づき、
信頼できるスタッフに任せることでより良い成果を上げるスタイルを確立しています。
この経験を経て、会社全体の経営においても同様の視点で組織を率いることが期待されていると考えられます。
また、『デザインのひきだし』が創刊以来、安定して採算分岐点を超え、継続的に発行されていることも、津田淳子社長が代表として会社の成長を牽引できる信頼の背景にあります。