椛島 健治(かばしま けんじ)医師、医学者。京都大学大学院医学研究科・医学部皮膚科学教授です。
世界的に有名な皮膚科学者で椛島 健治医師の研究室は皮膚免疫やアレルギーの領域を中心に、
最新の免疫学的手法や遺伝子改変マウス、二光子顕微鏡を使っていた特にアトピー性皮膚炎に関しては、
世界初のJAK阻害薬デルゴシチニブ軟膏の開発や、かゆみを抑制するIL-31受容体中和抗体ネモリズマブの研究に貢献し、臨床と研究を結びつける確実な成果をあげています。
椛島 健治医師の教育理念は、臨床、研究、教育の三つを踏まえた人材育成に注力する皮膚で、
淡々と技術を教えるだけでなく、物事の本質を見極める力や科学的思考力を養い、未来の医療に貢献できる医師の育成を使命としています。
さらに椛島 健治医師は、かゆみの神経生理学的研究やメラノーマなどの皮膚悪性腫瘍の発症機序、
腫瘍免疫など幅広い分野も研究対象とし、基礎科学から臨床応用まで幅広くリードしています。
椛島 健治医師の研究は、国際的にも高く評価されており、皮膚科学のみではない免疫学、アレルギー学の分野で著名な存在です。
このように椛島 健治医師は、最先端の科学技術を学びながら臨床実践と教育に深く関わり、
次世代の医学者・医療者育成に貢献する、現代の皮膚科学のリーダー的存在と言います。
椛島 健治医師は、走ることを欠かさない大学への通勤も、海外出張先でも、時には山の中をもトレイルランで走破する。
「サブ3」(3時間以内で完走)の記録も持ち、マラソン仲間にはあの山中伸弥氏。山中氏は椛島 健治医師を「なんでもできちゃうスーパーマン」と評する。
「10キロ以内の移動はだいたい走る」という、皮膚が発する未知のメッセージを今日も追いかける。
椛島 健治(かばしま ・けんじ)医師の経歴
職業:医師、医学者・京都大学大学院医学研究科・医学部皮膚科学教授
誕生日:1970年5月27日生まれ
出身地:岐阜県生まれ、北九州育ち
出身高校:千葉県立千葉中学校・高等学校
出身大学: 京都大学医学部
大学院:京都大学大学院医学研究科博士課程修了
兄弟:3人(妹2人)
趣味:マラソン: 2時間54分37秒(別府大分毎日マラソン 2020年)
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB): 39時間21分22秒(2017年)
ブログ:http://www.kenjikabashima.com/
職歴
1996年に京都大学医学部卒業。
1996年に 横須賀米海軍病院インターン。
1997年 に京都大学医学部附属病院皮膚科研修医。
1997年にワシントン大学医学部付属病院 内科・皮膚科 レジデント。
1999年に京都大学大学院医学研究科 博士課程。
2003年 に京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 助手。
2003年 にカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部免疫学教室。
2005年に産業医科大学皮膚科助教授。
2008年に京都大学大学院医学研究科 創薬医学融合拠点・皮膚科(兼任)准教授。
2010年に京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 准教授。
2015年 京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授。
受賞歴
日本皮膚科学会皆見省吾記念賞(2004年)。
日本研究皮膚科学会賞(2009年)。
日本医師会医学研究奨励賞(2012年)。
日本学術振興会賞(2014年)。
文部科学大臣表彰 科学技術賞(2019年)。
椛島健治医師の父親は転勤族であったため、さまざまな場所に引っ越して生活,
最も長く住んだ場所であり、育った場所として特に印象深いのは福岡である。
北九州市の小倉の外れに位置する家は、周辺に信号機が1つしかないような田舎で、
地域には開業医が1人しかおらず、その医師は昼夜を問わず地元住民の診療を行っていたそうです。
その姿を見て、幼少期から医師という職業が人々の役に立つ重要な仕事であると認識し、将来医師になりたいという思いを抱くようになった。
現在は京都大学の皮膚科学教室教授として、アトピー性皮膚炎やアレルギーの研究で国際的評価を受け、
世界初の創薬にも関わり、日本皮膚科学会賞、日本学術振興会賞、文部科学大臣賞、国際的な皮膚学会での最高賞を受賞。
シンガポールの研究機関でも主任研究員を兼務。
マラソンに打ち込み、トレイルランでは40時間170kmのアルプスを走破した。
椛島健治医師の著書!
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皮膚が知らせる病気のサイン…皮膚の新常識!身体を守るスーパー臓器「皮膚」を守るケア法もご紹介 | CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授 椛島健治 先生#健康 https://t.co/4AGWuRcwBj
— ミス sugar baby ♡ 姫2世 (@Part2Sugar) July 1, 2025
京都大学皮膚科学教室の特徴と魅力は何!
京都大学皮膚科学教室の特徴と魅力は、長年伝統に基づいた自由な学問環境と、
臨床・研究・教育の三位一体の人材育成、多様な専門外来、そして先端的な研究体制にあります。
自由闊達な学風と多様性
京都大学の皮膚科学教室は1899年という長い歴史を持ち、出身大学や年齢の垣根を越えて、
誰もが自由に意見を出し合える雰囲気が大切にされています。
多様な背景を持つ医師・研究者たちが、独自の視点を尊重しながら高い専門性を追求できます。
臨床、研究、教育の三本柱
臨床での妥協のない議論を乗り越え、現場で疑問を研究テーマとして深く掘り下げ、新しい治療法開発にハラハラする環境があります。
また、教育にも力を入れ、本質を見極める力や科学的な思考力を持つ次世代のリーダー育成を目指しています。
多様な疾患・専門外来と高度な医療
診療では皮膚科全般に加え、アトピー性皮膚炎や乾癬、アレルギー、自己免疫性疾患、腫瘍などの広域疾患をカバーし、各分野の専門外来も豊富です。
病理診断から薬剤治療、手術、化学療法まで一貫して高度な医療を提供しています。
先端かつ実践的な研究
臨床現場から得た憂慮や疑問をもとに、最先端の遺伝子操作やイメージング技術、生体イメージングなどを活用した基礎・応用研究が前向きです。
研究成果は国際的にも高く評価され、実際の治療法の開発や新薬の導入にも取り組んでいます。
柔軟なキャリアサポートとワークライフバランス
一人一人の主体性を重視したキャリア形成サポートがあり、臨床・研究・開業など多様な進路へ柔軟に対応しています。
また、プライベートタイムも大切にできる環境づくりを意識しています。
このように、歴史と伝統、自由な雰囲気、多様な専門性、そして最先端かつ実践的な研究体制が、京都大学皮膚科学教室の最大の魅力です。