奥田 透（おくだ・とうる）銀座小十店主・「銀座奥田」、「すし晴海」を手がける、
「OKUDA」をパリとニューヨークに出店、2007年に発刊された『ミシュランガイド東京』で、初年度から三ツ星店として掲載された。
2007年にミシュランガイド東京版の初版で三つ星を獲得して以来、常に最高の評価を維持しており、
全国の食通が集う名店として知られる。
外国人客も多く、奥田店主はスタッフとともに片言の英語で直接客と対話しながら、日本料理の心を世界に伝えている。
奥田店主の料理哲学は、季節と素材に寄り添い、自然の生命力を器と定めて表現することにある。
駿河湾の魚、静岡の山葵やお茶など、故郷の恵みを尊び、それらを精緻に作り上げられた懐石の流れに昇華させている、
世界各地にも活躍の場を広げ、パリニューヨークやに「OKUDA」をオープンし、
2016年には農林水産省から「日本食普及の親善大使」に任命された。銀座という舞台で、技術と美意識を極めながら、日本料理の未来を静かに照らす存在である。
奥田 透（おくだ・とうる）銀座小十店主の経歴
職業：銀座小十店主・「銀座奥田」、「すし晴海」、「OKUDA」をパリとニューヨークに出店
誕生：1969年生まれ
出身地：静岡県静岡市
出身高校：静岡市立高等学校
兄弟：3人兄妹の長男
職歴
静岡の割烹旅館「喜久屋」（5年）。
京都「鮎の宿つたや」（半年）。
徳島「青柳」（4年）。
1999年に29彩で静岡に「春夏秋冬 花見小路」を開店する。
2003年に東京・銀座に「銀座小十」を開店する。
2007年にミシュランガイドで最高の三ツ星を獲得する。
2011年に銀座五丁目に「銀座奥田」を開店する。
2011年にミシュランガイドで二ツ星を獲得する。
2011年6月に同ビル4Fに「小十」を移転。
2013年にパリに「奥田 -OKUDA-」を開店する。
2014年にパリに「Le SUSHI OKUDA」を開店する。
2014年より、継続して全日空国際線「THE CONNOISSEURS」としてビジネスクラス機内食を提供。
2016年に農林水産省より「日本食普及の親善大使」に任命される。
奥田 透 店主は静岡県静岡市で、3人兄妹の長男として生まれた。
大の野球好きで小学校ではソフトボール、中学校では軟式野球に入るが挫折。
静岡市立高校に進学でサッカー部に転向も挫折。
宮城県塩竈市でマグロの仲買いをしていた親戚のおじさんを見て、食の世界に進む。
静岡市の居酒屋「福助」で、アルバイトを始める。
当時の料理人の世界といえば、長時間労働が当たり前だった。
静岡で一番指導が厳しく、一番いい日本料理を提供すると言われる割烹旅館「喜久屋」に入店。
その後、京都「鮎の宿つたや」を経て、「本物の日本料理とは、自分がつくりたい理想の日本料理とは何なのか」を追求。
徳島「青柳」で修業。
1999年に29才で静岡に「春夏秋冬 花見小路」を開店する。
2003年に東京・銀座に「銀座小十」を開店する。
2007年にミシュランガイドで最高の三ツ星を獲得する。
現在は、料理人として調理場に立つだけでなく、調理師学校などで若手の育成に貢献.
農林水産省から、「日本食普及の親善大使」にも任命される。
銀座小十のお店の場所は！
日本料理
住所：東京都中央区銀座5-4-8 カリオカビル 4F
完全予約制：03-6215-9544
営業時間：
12:00 – 13:00
18:00 – 21:30
定休日：日・祝日(不定休)
席数：22席
駐車場：無
アクセス
地下鉄銀座駅B6出口より 徒歩6分
JR有楽町駅中央出口より 徒歩10分
銀座小十のメニュー！
店主おまかせランチコース
¥36,300 / 人
ディナー
¥45,980 / 人
※夜のコース料金の変更は
10月からとなります。
お子様の来店について
13歳以上のお子様よりご来店可能です。12歳以下のお子様とご一緒に来店された場合は、入店をお断りさせていただきます。
銀座小十の口コミは！
🧑🍳AutoReserve Magazine Interview👩🍳
世界に誇る日本の名店としてご紹介した『銀座 小十』。
店主の奥田 透氏にお話を伺いました。料理の世界を愛し、「本当においしい料理はなんだろう」と死ぬまで探し求めるのが私の人生と語る奥田氏。… https://t.co/w3737HU2pN pic.twitter.com/hUOWOgKyN9
— AutoReserve (@auto_reserve) July 26, 2025
奥田氏は徳島の料亭「青柳」で修業を積み、国内外で活躍する料理人。パリやニューヨークにも店舗を展開し、日本食普及の親善大使にも任命されている。
店名は唐津焼の名匠・西岡小十氏に由来し、器にもその作品が使われている。
秋の訪問では、香箱蟹や松茸、伊勢海老と雲丹の昆布〆など、季節の恵みが繊細に表現されていた。
特に「キンキの薄造り ポン酢ゼリー」は脂の乗った魚と爽やかなゼリーの調和が見事で、口の中で秋の海が広がるようだった。
尾崎牛サーロインや天然鰻の柳川風丼など、肉料理も力強く、滋味深い味わいが印象的。
器の美しさも料理の一部として楽しめる。信楽焼や輪島塗など、料理と器が一体となって季節を語りかけてくる。
奥田氏自らが接客の指導を行っており、スタッフの所作や言葉遣いに品格が感じられる。
ただし、一部の口コミでは常連贔屓や接客態度に対する厳しい指摘もあり、訪問時の状況によって印象が分かれるようだ。
特別な日の食事や、大切な人との会食にふさわしい一軒。
完全予約制で、人気のため早めの予約が推奨される。 -ミシュラン星付きの名店として、国内外からの訪問者も多く、訪れる価値は非常に高い。
秋は松茸や香箱蟹、冬は牡蠣や海老芋、春には山菜、夏には鮎や鱧など、四季折々の食材が登場する。
季節の移ろいを料理で感じることができるのは、日本料理ならではの醍醐味。
「銀座 小十」は、料理・空間・器・人のすべてが調和した、まさに“和の芸術”を体験できる場所。
奥田氏の料理は、攻めすぎず、素材に寄り添うことで本物の味を引き出すという哲学に基づいている。
一皿一皿に込められた季節の物語を味わいながら、静かに心を満たす時間を過ごせる名店です。
