斎藤 幸平(さいとう・こうへい)哲学者、経済思想家、マルクス主義研究者、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授です。
若手のマルクス研究者、斎藤幸平先生は、その著書がマルクスの思想に焦点を当てつつも、なんと50万部ものベストセラーとなるなど、国内外で注目を集めている学者です。
斎藤幸平先生の著書『人新世の「資本論」』は、マルクスの新しい解釈を通じて現代の環境危機に対する解決策を模索する、堅実かつ幅広い世代に受け入れられた内容となっています。
地球全体で気候変動などが深刻な問題となるなか、斎藤先生は社会システムが変革されない限り、豊かさどころか貧困化が進む可能性に警鐘を鳴らしています。
成長ではなく「脱成長」が今こそ必要だと説き、誰もがアクセスできる共有財である「コモン」を通じてより良い社会を築く可能性を提案しています。
斎藤 幸平先生は「行動する学者」としても知られ、テレビ番組への出演依頼や、不耕起栽培の農場の運営、ホームレス支援の手助けなど、新たな試みを通じて「共に生きる」理念を実践しています。
そんな 斎藤 幸平先生、経済思想家の経歴や年齢に高校と大学は?結婚と子供にイーロン・マスクを尊敬できない?
など調べてみました。
斎藤 幸平(さいとう・こうへい)先生の経歴
職業:哲学者、経済思想家、マルクス主義研究者、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授
誕生日:1987年1月31日生まれ
出身地:東京都
出身高校:東京都芝中学校・高等学校(中高一貫校)
出身大学:東京大学理科二類に入学するも3カ月間在籍]後、「フリーマン奨学金」を得て米国の名門ウェズリアン大学へ進学
出身大学: ベルリン自由大学哲学科修士課程を修了
出身大学:フンボルト大学哲学科博士課程を修了
結婚:妻(クラシック音楽をやっている)・子供が二人
経歴
芝高等学校卒業後、東京大学理科二類に入学するも3カ月間在籍後、「フリーマン奨学金」を得てウェズリアン大学へ進学する。
2009年にウェズリアン大学政治経済学部[6]を卒業。
2012年に ベルリン自由大学哲学科修士課程を修了。
2014年にフンボルト大学哲学科に博士論文「Natur gegen Kapital」を提出。
2015年にフンボルト大学哲学科博士課程を修了。
ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー客員研究員。
2016年 に 日本学術振興会海外特別研究員・カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員。
2017年に大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。
2018年 に「カール・マルクスのエコ社会主義:資本、自然、そして未完の政治経済批判」(月刊評論社、2017年)
(日本語版未発売)により、ドイッチャー記念賞を歴代最年少の31歳で日本人で初めて受賞。
2020年 に「マルクス経済学のエコロジー的転回に関する研究」で日本学術振興会賞を受賞。
2021年に著書『人新世の「資本論」』で新書大賞を受賞。
2021年に著書『人新世の「資本論」』で韓国のAsia Book Awards2021年優秀図書賞(一般書部門)を受賞。
2022年 に東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授。
斎藤 幸平先生はカトリーナの被災地でボランティア、世界一豊かな国の深刻な超格差問題を目の当たりにしたのが転機になり、大学から読み始めたというマルクスの研究を志向する。
ベルリンの大学院で学んでいた最中に起きた東日本大震災を機に、資本主義とエコロジーの問題を深めたいと考えたのもその契機となった。
マルクスのように、理論と実践を追求し、研究だけでなく日夜いろんな現場に赴き、世の中から刺激を受けつつその思想がより良くなることを目指している。
世界的なプロジェクトである「マルクスエンゲルス全集(MEGA)」の刊行にも携わる。
担当はマルクスの自然科学のノート編纂。
斎藤 幸平先生の著書!
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【斎藤幸平】人新世の危機は「資本主義」こそが元凶だhttps://t.co/nKGi7UNu6E
自然の持っている吸収する力、分解する力が、無償の働きとして搾取されてきたと言えます。マルクスはそれを、「無償の贈り物」と呼びました。資本主義の下では、自然の持っている力も無償の贈り物になってしまうのです。
— NewsPicks [ニューズピックス] (@NewsPicks) November 10, 2023
斎藤 幸平先生のイーロン・マスクを尊敬できない?
イーロン・マスクを尊敬できない。
電気自動車は環境に優しいというけど、その製造に必要な銅、リチウムやコバルトはどこからくるのか。
結局グローバル・サウスから掘削し、そこでまた人権格差や環境破壊を生み出しています。
世界一の富豪であるマスクは先ほど述べた125人のうちの1人なわけで、本当に地球を救いたいのか疑問です。
電気自動車で金もうけして承認欲求を満たし、最終的には宇宙に行きたいというほうが勝っているのではないか。
地球がこんなに大変な時期に、宇宙に行っている場合ではない。
宇宙に行く資金があったら、まずは地球の健康のために使ってほしいですね。
彼のような生き方がカッコいいという社会の価値観が大きく変わらないと地球は滅ぶし、電気自動車に乗っていれば環境意識が高いという錯覚に、早く気づくべきです。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/112400322/?P=4から抜粋!
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