有楽製菓の「ブラックサンダー」は１９９４年に発売され、圧倒的ザクザク感が人気のお菓子です。
他にはないあのザクザク食感はどう生み出しているのか、今回は杉田晶洋(マーケティング部・流通営業部 部長)が説明されます。
有楽製菓株式会社は、１９９５年２月に東京都世田谷区で河合志亮氏によってウェハース製品の生産が始められたのが起源です。
その後、１９６２年２月には有楽製菓株式会社が設立され、チョコレート製品の生産をスタートさせました。
このふたつの動きは、有楽製菓株式会社の事業の礎となり、以降同社は日本の製菓業界における重要な位置を占めるように成長しました。
今や子どもから大人まで、多くの人に愛されている「ブラックサンダー」だが、１９９４年の発売当初の売り上げは芳しくなく、１年後に生産終了したのです。
しかし、当時九州にいたある営業マンが「これは絶対売れる」と上層部に訴え、再生産を始めたところ徐々に売れ始めたのだという。
その後、２００３年に大学生協で人気となったことから大手コンビニで販売が始まり、２００８年にはとある国際スポーツ大会に出場した選手の好物として紹介され、爆発的なヒットとなった。
会社の共通の思いとして”安いのに美味しい”ではなく、「こんなに美味しいのに安い」を目指したいということです。
河合辰信（かわい・たつのぶ）社長の経歴
初代社長：河合志亮氏
２代目社長：河合伴治氏（現会長）
３代目社長：河合辰信氏
※河合辰信社長の兄が急逝により、急遽27歳で後継者候補として入社する。
役職：３代目有楽製菓株式会社 代表取締役社長
誕生日：１９８２年１１月３０日生まれ
出身地：愛知県豊橋市
出身高校：愛知県立時習館高等学校
出身大学：横浜国立大学 工学部電子子情報工学科
大学院：横浜国立大学院 工学部物理情報工学専攻修了
大学院：2018年グロービス経営大学院大学パートタイムMBAプログラム修了
職 歴
２００７年シスコシステムズ合同会社入社、システムズエンジニアとして勤務。
２０１０年に実家が経営する有楽製菓株式会社に入社。
製造部門、開発部門。
２０１１年にマーケティング部立ち上げる。
２０１３年にマーケティング部長および取締役就任。
２０１６年に常務取締役就任。
２０１８年２月に３５歳で代表取締 社長就任。
２０１９年５月より日本チョコレート工業協同組合常務理事。
有楽製菓の杉田晶洋部長の経歴
役職：有楽製菓株式会社 執行役員 マーケティング部／流通営業部 部長
出身地：愛知県 豊橋市
出身高校：愛知県立小坂井高等学校
出身大学：信州大学 応用生物科学科
大学院：信州大学大学院 応用生物科学科
結婚：既婚・お子さん３人
杉田晶洋部長は豊富な経験と深い知識を有し、有楽製菓の製品開発と市場拡大において中心的役割を果たしてきました。
特に「ブラックサンダー」の成功は、杉田晶洋部長の革新的なアプローチとビジネス戦略が結実した結果であると言えるでしょう。
今年初、有楽製菓チョコソフト✨
久々の濃厚美味#有楽製菓#小平市 pic.twitter.com/wFWEBkGyyw— 石原昇一郎（津軽三味線・三線）常磐津文重太夫（浄瑠璃） (@noppo3390) April 24, 2024
有楽製菓今後の展望は?
有楽製菓は、創業以来積み重ねてきた歴史と経験を基に、今後も時代の変化に合わせた革新的な製品開発に励んでいきます。
特に、ブランドの象徴である「ブラックサンダー」を中心に、さらなる品質の向上や新たな商品ラインナップの拡充を目指しています。
有楽製菓の経営思想である「ユーラクらしさと自由な発想」を大切にしながら、消費者のニーズに対応した商品開発を進めていくことが、今後の展望の中核をなしています。
今日の折込広告に
こどもの日🎏セットに
いちご🍓のサンダー⚡️載ってたな🙄
大祖父さんの病院🏥へ書類取りに行った帰りに時間あったら寄ってこよ🛻💨#有楽製菓 さん https://t.co/WZm61qWAMN— ちょこまる🐶 (@livraison1) April 22, 2024
製品開発の背景と取り組み！
有楽製菓では、製品開発の背景に、消費者の多様な味の好みやライフスタイルの変化があると捉えています。
そのため、市場のトレンドや消費者の声を常に注視し、期待を超えるような製品を創出することに努めています。
「ブラックサンダー 至福のバター」のように、既存の製品に新しい味わいやコンセプトを加えることで、時代に合った商品開発を行ってきました。
また、品質や安全性への厳しいこだわりを持ち、持続可能な生産活動も積極的に推進しています。
・バナナ味が楽しめる #ブラックサンダー 💡
・サクサク食感とまろやかなバナナチップ入りで、バナナの風味が口いっぱいに広がります😋
・ひとくち食べるとバナナの香りが漂い、下のビターな #チョコレート との相性も抜群です👌
ごちそうさまでした✨ pic.twitter.com/yUJJKKaa9c— ちひろ (@chihi_r0_) April 22, 2024
市場での評価と反響！
有楽製菓の商品、特に「ブラックサンダー」シリーズは、市場で高い評価を受け続けています。
経済的な価格設定ながらも品質を妥協しない姿勢や、ユニークなフレーバーの開発が、多くの消費者に支持されています。
特に、ブラックサンダーは「暗黒時代」と呼ばれる苦しい時期を乗り越え、再び人気を博している事実が、その強さを物語っています。
出荷金額の増加は、有楽製菓の製品がいかに市場に受け入れられているかを示しています。
今後も、消費者からの反響を真摯に受け止め、市場の期待を超える商品を提供していくことが、有楽製菓の目指すところです。
