東樫(あづま・かし)里山制作団体つち式代表、全日本棍棒協会会長です。
現在は奈良県宇陀市大宇陀に在住し、里山制作団体「つち式」の代表も務めています。
2015年に奈良県に移住して以来、里山生活を送りながら、2020年には「里山二二二〇」という杉山を雑木山に育む200年計画を開始しました。
東樫さんの活動の中で特に注目されているのが、「棍棒飛ばし」という競技の考案と普及で、
この競技は、山から採取した木で作った棍棒を使用し、それを叩いて飛ばすというユニークなスポーツです。
この活動は単なる競技の普及にとどまらず、里山の課題に目を向けさせる効果的な手段となっています。
その活動は林業と結びついた新しい形の里山保全として注目を集めて東樫さんの目標は、棍棒を通じて里山に興味を持ってもらい、
里山の整備と棍棒作りを循環させることで、持続可能な里山環境の保全と多種共生の森の実現を目指すことです。
東樫(あづま・かし)さんの経歴
職業:里山制作団体つち式代表、全日本棍棒協会会長
誕生:1991年生まれ
出身地:大阪府富田林市
2015年、奈良県宇陀市大宇陀に移住。
以後、里山生活をおくる。
2021年春から人生を棍棒に振りはじめる。
里山制作団体つち式代表、棍棒飛ばしチーム大宇陀神殴仏s主将。
2022年2月に大阪で「大棍棒展」を開催。
2022年10月には棍棒飛ばしの全国大会を開催。
2023年 第1回全日本棍棒飛ばし選手権大会[ザンク・エクス・カップ]開催。
2024 年飛騨高山にて棍棒イベント開催。
X:@greatkonbou
東樫さんの著書!
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11/9,10(土日)で飛騨高山へ棍棒指導に行きます。
株式会社飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)さん、住職書房さんをホストとして、山でのツリーウォッチングからはじまり、トークイベントをして、棍棒を作って、棍棒飛ばしをする、という盛り沢山な二日間です。
詳細https://t.co/2XD7qjLWMh pic.twitter.com/H2ZBBKZ5sU
— 全日本棍棒協会 (@greatkonbou) October 28, 2024
棍棒飛ばしの普及活動は!
全日本棍棒協会は定期的に棍棒飛ばし大会を開催しています。
2022年の「大棍棒展」では約1,000人を超える参加者を集め、大きな反響を呼び、このような大規模イベントは、
競技の認知度を高め、新たな参加者を呼び込む重要な機会となっています。
棍棒飛ばしは、その独特な競技性からメディアの注目を集め、テレビ番組5社、新聞7社で取り上げられ、SNSでもトレンド入りを果たすなど、幅広い層への認知拡大に成功しています。
全国各地で棍棒チームが発足し、地域に根ざした活動が展開されています。
例えば、飛騨地域では「飛騨高山ハイマウンテン」というチームが2023年に発足し、地域の森林保全と結びついた活動を行っています。
棍棒づくりと棍棒飛ばしのワークショップを開催し、直接体験の機会を提供し、
これにより、競技への理解を深め、新たな愛好者の獲得につなげています。
棍棒飛ばしは単なるスポーツ競技ではなく、里山の課題解決と結びついた活動として位置づけられ、
棍棒の製作や競技を通じて、里山への関心を高め、保全活動への参加を促しています。
全日本棍棒協会は、展示会や競技会の開催、新しい棍棒を使ったスポーツの開発など、地道な活動を継続しています。
これらの活動を通じて、棍棒飛ばしの魅力を広げ、持続的な普及を目指しています。
これらの多角的なアプローチにより、棍棒飛ばしは単なる競技としてだけでなく、里山保全や地域活性化につながる活動として認知され、徐々に普及の輪を広げておるのです。