持木慎子(もちき・ちかこ)ディスプレーデザイナー・一般社団法人 日本空間デザイン協会 理事・学校法人原宿学園 東京デザイン専門学校 非常勤講師です。
日本の著名なディスプレーデザイナーで、特に独自の感性と創造力を駆使した空間演出で知られています。
持木慎子さんのデザインは、商業空間やイベント、展示会など多岐にわたり、視覚的なインパクトとストーリー性を兼ね備えています。
持木慎子さんは、素材の選び方や色使いにおいて非常に独特なアプローチを持ち、観客の感情に訴える空間を作り出します。
持木さんの作品は、商業的な要素だけでなく、アートとしての価値も高く評価され持木さんは、
持続可能なデザインや環境への配慮も重視しており、現代のデザイン界において重要なメッセージを発信しています。
その実績と影響力から、持木慎子さんは国内外で多くの賞を受賞しており、業界内外から注目される存在です。
持木さんのデザインは、視覚的な美しさだけでなく、深い意味やテーマ性を持ち、多くの人々に感動を与えています。
持木慎子(もちき・ちかこ)さんの経歴
職業:ディスプレーデザイナー・一般社団法人 日本空間デザイン協会 理事・学校法人原宿学園 東京デザイン専門学校 非常勤講師
誕生:1970年生まれ
出身地:埼玉県三郷市
現住所:東京都 狛江市在住
出身大学:宝仙学園短期大学
結婚:既婚・2児の母
趣味・特技:ヒョウモントカゲモドキ、フクロモモンガ、ドーベルマンと暮らしている
特技:チェーンソーカービング
HP:https://mochiki-studio.com/
インスタグラム:chikakomochiki
受賞
2007年に銀座ディスプレイデザインコンテスト 最優秀賞。
1995年〜2015年 DSA日本空間デザイン賞 入選。
持木慎子さんは1992年宝仙学園短期大学卒業。
同年持木工房を設立し、制作活動を始める。
ショーウィンドウ等の企画・デザイン・制作・施行までトータルにクリエイトする。
その他、パブリックスペースにおけるオブジェ制作、テレビ 舞台等のセット・小道具・衣装デザインなど空間全体を企画・制作する。
アートディレクションは持木工房の持木慎子さん。
イラストから抜け出してきたかのような立体のトナカイやシロクマも制作してくださいました。
館内のあちらこちらに展開されています。
機会がありましたらぜひ。 pic.twitter.com/834X4bqIpQ— Naffy (@Na_ff_y) December 5, 2020
持木慎子さんのデザインに影響を与えた人物は!
1・イサム・ノグチ – 日本生まれのアメリカ人彫刻家で、彼の作品は自然素材と抽象的な形状を融合させており、持木さんのデザインにも影響を与えています。
2・ルイス・カーン – アメリカの建築家で、彼の空間に対するアプローチや光の使い方が持木さんのディスプレイデザインにおける空間構成に影響を与えています。
3・マルセル・ブロイヤー – モダニズムの巨匠で、彼の家具デザインや素材に対する考え方が、持木さんの作品に新しい視点をもたらしています。
4・草野心平 – 俳人であり、自然や日常の美を詩に表現した彼の感性は、持木さんの作品におけるテーマやストーリー性に影響を与えています。
これらの人物は、持木さんがデザインする際に参考にしている思想やスタイルに多様な影響を与えていると考えられます。
「ソーク研究所」/ルイス・カーンpic.twitter.com/8D5lkxIyBY
— BOT KENCHIKU🔴 (@BotKenchiku) November 13, 2024
ルイス・カーンの空間構成へのアプローチは!
持木慎子さんがルイス・カーンの空間構成へのアプローチを取り入れている具体的な方法は、
1・光の扱い: カーンは自然光を重要視し、光の変化によって空間の印象を大きく変える手法を用いました。
持木さんも、ディスプレイに自然光や人工光を巧みに取り入れ、観客の視覚体験を豊かにしています。
2・素材の選定: カーンは、建物の素材感を重視し、その質感や色合いが空間に与える影響を探求しました。
持木さんも、さまざまな素材を組み合わせ、触覚的な要素を取り入れることで、視覚だけでなく、感覚的な体験を創出しています。
3・空間の階層性: カーンのデザインは、空間における階層や関係性を重視します。
持木さんは、異なる高さや広さの要素を組み合わせることで、動的な空間を作り出し、観客がその中を移動する際の体験を深めています。
4・シンプルさと明快さ: カーンの作品には、シンプルでありながら強いメッセージ性があります。
持木さんも、ディスプレイにおいて不要な要素を排除し、テーマやコンセプトが明確に伝わるように工夫しています。
これらの要素を通じて、持木慎子さんはルイス・カーンの理念を現代のディスプレイデザインに応用し、独自の表現を生み出しています。