宮澤孝夫（みやざわ・たかお）株式会社ハルメクホールディングス 代表取締役社長です。
ハルメク編集長・山岡朝子取締役も2017年に株式会社ハルメクに入社、
「ハルメク」編集長に就任し、部数を5年で3倍に成長させた方でもマスコミに取り上げられております。
ハルメクHDの2024年度第1四半期（4〜6月期）の業績が発表され、売上収益が過去最高を記録しました。
具体的には、売上収益が93億2000万円となり、前年同期比で13.2%増加、
この好調な結果の背景には、いくつかの要因があり、2024年1月に雑誌「ハルメク」の定価を690円から720円に値上げしたことによる効果が挙げられます。
また、「ハルメク」の印刷証明付き発行部数が489,333部（2024年4〜6月）と、出版不況にもかかわらず大部数を維持していることも貢献しています。
事業部門別では、情報コンテンツ事業の売上高が9億1700万円（前年同期比7.8%増）、
ハルメク物販事業の売上高が55億5500万円（同9.1%増）と、いずれも増収となり、
ハルメク事業全体の売上高は69億4200万円で、前年同期比11.0%増となっています。
さらに、顧客基盤の拡大も売上増加に寄与しており、特に60代後半の顧客層を中心に新規顧客獲得が順調に進んでおり、
「ハルメク」の読者数は2024年6月末時点で47万人に達しており、国内最多の販売部数を誇っています。
この結果は、ハルメクHDの50代以上の女性をターゲットとした独自戦略が功を奏していることを示しており、顧客理解に基づく誌面作りが購読者数の伸長につながっていると言えます。
関連サイト
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宮澤孝夫（みやざわ・たかお）社長の経歴
役職：株式会社ハルメクホールディングス 代表取締役社長
誕生：１９５６年生まれ
出身地：神奈川県→ニューヨークとロンドン
出身高校：神奈川県立横須賀高校
出身大学：東京大学
出身大学院：東京大学大学院工学系研究科 航空工学
趣味：テニス、ゴルフ、旅行、ハイキング、映画
職歴
東京大学大学院工学系研究科修了後、野村総合研究所へ入所。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院でMBA取得。
ボストン コンサルティング グループに入社。
1996年に（株）テレマーケティングジャパン（現（株）TMJ）に入社。
2003年に同社代表取締役CEOに就任。
2009年にいきいき（株）（現（株）ハルメク）の民事再生からの再建を委任され代表取締役社長に就任。
2014年に（株）全国通販の代表取締役会長就任。
2018年4月に持株会社株式会社ハルメクホールディングスを新設し代表取締役社長に就任し、現在に至る。
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— ハルメク365（サンロクゴ） (@halmekup) November 28, 2024
宮澤孝夫社長は父親の仕事の関係で、1歳から7歳までニューヨークとロンドンで暮らしており、
日本に帰国後に住んでいたのは神奈川県の葉山です。
他人と一緒のことをやるのがとにかく大嫌いな少年で、。高校は神奈川県立横須賀高校進学、
東京大学・大学院は「飛行機が大好き」だったので、航空工学を学ぶ。
運動部の体質が合わず退部し、麻雀と合コンの幹事などで遊んでいた。
宮澤孝夫社長は就職活動で、航空機のメーカーや製作所など、ひと通り会社訪問をしたが、自分の性格と当時の企業風土などを考えて迷いが生じた。
野村総合研究所へ入所。
入社3年を過ぎで社内選抜を通過してUCLAビジネススクールに留学、MBAを取得。
ボストン コンサルティング グループに入社。
社内対立のようなトラブルに巻き込まれ、ドラマ『半沢直樹』の世界だった。
（株）テレマーケティングジャパン（現（株）TMJ）に入社し代表取締役CEOに就任。
いきいき（株）（現（株）ハルメク）の民事再生からの再建を委任され代表取締役社長に就任。
（株）全国通販の代表取締役会長就任。
持株会社株式会社ハルメクホールディングスを新設し代表取締役社長に就任し、現在に至る。
どんなに忙しくても、目の前の仕事だけやっていたら、自分の力は伸びないから、必ず充電しなきゃいけないと考えており、
放電と充電を同時にしなきゃいけないそうです。
やると決めたことは絶対にやる！
50代以上の女性から高い支持を集め、国内の #雑誌 販売部数が１位の定期購読誌「#ハルメク」を発行する #ハルメクホールディングス（東京都／宮澤孝夫社長：以下、ハルメクHD）。https://t.co/YY6xy57PLC
— DCSオンライン（ダイヤモンド・リテイルメディア運営） (@D_R_M_online) November 11, 2024
宮澤孝夫社長の独自戦略とは！
「50代からの女性がよりよく生きることを応援する」という経営理念を軸に展開されています。
１・3つの事業による相乗効果: 「情報コンテンツ」「物販」「コミュニティ」の3事業を展開し、互いに支え合う構造を作り出しています。
特に、物販事業の利益を活用して雑誌の広告宣伝費に投資し、他の雑誌社にはできない規模の認知度向上を図っています。
２・シニア女性市場への集中: 現在の顧客は全体の4%程度ですが、数十%まで拡大できる可能性があると考え、リソースを分散せずにシニア女性市場に集中しています。
３・顧客理解の徹底: 「顧客理解」を企業文化にまで昇華させ、シニア女性のニーズを深く理解し、そのギャップを埋めるサービスを提供しています。
４・長期的な関係構築: 顧客が元気な時期から関係を築き、信頼を獲得することで、終活や相続などの将来的なニーズにも対応できる体制を整えています。
５・新規事業の展開: ヘルスケア分野での商品・サービス開発や、有料老人ホームの紹介サービスなど、顧客のライフステージに合わせた新たなビジネスを展開しています。
６・M&Aとアライアンスの活用: オーガニックな成長を基本としつつ、M&Aやアライアンスにも積極的に取り組み、成長機会を捉えようとしています。
この戦略により、ハルメクは日本一の購読者数を誇る女性誌を中心とした事業展開を実現し、シニア女性市場で強固な地位を築いています。
