小路 順一（しょうじ・じゅんいち）「3COINS（スリーコインズ）株式会社パルの代表取締役社長です。
物価高の強い味方！300均がアパレル方式で急成長、３ＣＯＩＮＳは１９９４年、大阪・梅田に１号店が開業した。
店舗の「鮮度」と多様性を重視し、雑貨・アパレルともに短い商品サイクルの導入やタイムリーなディスプレイ更新、
在庫の迅速な見直しなどで顧客の新鮮な購買体験を追求します。
社員や販売スタッフのアイデアや実行力を積極的に評価・報酬に反映し、若い人材や現場への権限移譲を進めているのが特徴、
実力と成果主義を軸に、昇進や報酬アップは年齢や年間相応に柔軟に決定され、店長の中には20代で高額な賞をもらえる例も見られる。
SNSやECの積極的な活用に、個々のスタッフにも発信力やブランド構築の役割を期待している。
生活雑貨店「3COINS」の今後の店舗拡大・海外展開や、主力300円商品の維持・強化に注力する方、
人への投資（レベル向上やモチベーション重視）にも積極的に取り組んでいます。
サステナビリティ経営や社会的な価値共創も重要視し、時代や市場ニーズの変化に柔軟・迅速に取り組むことを社の成長の原動力としています、
小路社長は、現場を知る実力主義のリーダーとして、パルの多ブランド戦略や急拡大する「3COINS」事業の持続的な成長を支えている。
小路 順一（しょうじ・じゅんいち）社長の経歴
役職：「3COINS（スリーコインズ）株式会社パルの代表取締役社長
誕生：1963年生まれ
出身地：奈良県
出身大学：天理大学体育学部
資格：中学・高校体育の教員免許
職歴
1986年3月に株式会社パルグループHD入社。
2001年5月に株式会社パルグループHD取締役。
2004年4月に株式会社マグスタイル代表取締役社長。
2004年4月に株式会社ナイスクラップ取締役。
2007年3月に株式会社ナイスクラップ専務取締役営業本部長。
2012年4月に株式会社ナイスクラップ代表取締役社長。
2013年5月に株式会社パルグループHD取締役兼専務執行役員営業本部長。
2016年9月に株式会社パルグループHD取締役兼専務執行役員。
2020年5月に株式会社パルグループHD当社取締役。
2024年3月に株式会社パル 代表取締役社長（現任）。
3COINSの差別化戦略と商品開発方針は！
こんにちは☀
3COINS 原宿本店です●●●パンダコーナーに新商品が登場🐼
今回はパンダ以外のアイテムも…🐰🐻🐧下記3店舗限定アイテムですので
ご来店の際はお見逃しなく〜‼️📍3COINS 原宿本店
📍3COINS エキュート上野店
📍3COINS OOOPS! エチカフィット上野店#3COINS #Harajuku pic.twitter.com/zfJktpVo5h— 3COINS 原宿本店【公式】 (@3COINSharajyuku) October 3, 2025
3COINS（コインスリーズ）は、明快な価格帯と高いデザイン性、現場主導の商品企画力によって、
100円ショップや他の低価格雑貨ブランドと明確な差別化を図っています。
300円を中心とした「明快な価格設定」によって購入のハードルを下げ、
「失敗しても許せるおしゃれ雑貨」という体験価値を提供しています。
シンプル、パステル、北欧・韓国風デザインなど、女性ユーザーを強く意識した幅広いビジュアルを重視し、
「高見え」感のあるデザインで他ブランドとの一時化を図っています。
SNS映え、限定商品、アニメ・有名ブランド等とのコラボレーション、駅ナカ立地や精緻化された体験型の店舗など、
独自性と限定感を重視した売場づくりを進め、商品ジャンルを広げすぎず、
「日常で使える雑貨」に特化し「ありすぎて展望」を排除し、通いやすさと選びやすさにも徹底して配慮しています。
バイヤー（企画担当）が毎月700～800種類の新商品を自主的に提案し、
「NOと言わない」社風の下で現場のアイデアを最大限に尊重する商品開発文化があります。
商品交換サイクルを約1カ月単位（4週間MD）で進め、トレンドや季節の変化、SNS上の反応を機敏に反映し続け、
「生活をまるっと提案できる」ことを目指し、機能性・デザイン性ともに追求したアイテム開発を行っており、ギフトにも選ばれる品質を重視しています。
組織的には、バイヤーやスタッフの発信力・SNSでの積極的な顧客対話も重視し、ヒット商品や注目アイテムの拡散力を強みに変えて、
社員への報酬は成果主義で、現場発のアイデアやSNSでのヒット創出が高く評価されます。
3COINSの強みは、現場主導のスピーディな商品開発サイクルと、女性を中心としたターゲットニーズに寄り添った、
圧倒的な「見た目感の高さ」「SNS映え」な商品群、そしてスタッフのアイデアを最大限に活かせる自由な社風にあります。
商品開発プロセスのフローは！
3COINSの商品開発プロセスは、現場主導かつスピーディなフローが特徴です。
1.企画提案
バイヤーや現場スタッフが商品アイデアを自由に提案する段階です。年間で約700～800種類の新商品案が提案されています。
経営層は基本的に「NO」を出さず、現場の自主性やアイデアを重視します。
2.詳細設計・仕様決定
販売会社やメーカーと議論しながら、商品の仕様・価格・販売数など特定的な条件を詰め込んでいきます。
トレンドやSNSでの反応、社内外の情報収集も重視されます。
3. 商品サンプル確認・最終調整
実際のサンプルを検証し、必要に応じてや機能などの微調整デザインを行います。
パッケージや店頭ディスプレイ案もこの段階で策定します。
4.発注・生産
解決が取れた仕様に未定、生産をスタート。自社工場は持たず、全てメーカーとの共同開発です。
5.販売・店頭展開
店舗への納品途中、SNS発信・特設売場・プロモーションなども強化しており、
商品サイクルは原則4週間で、売れる行きや達成を繰り返し見たり定番化の判断が行われます。
6.売上・顧客反応の分析
店頭やSNSでの売上動向、顧客の声を即座にフィードバックし、次の商品開発・改良に伺います。
この6段階を1か月ほどの短いサイクルで回しながら、常に旬の商品を繰り返しているのが3COINSの最大の特徴です。
