柳沢正史(やなぎさわ・ まさし)筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長・教授です。
世界的な学術賞と言われる「ブレークスルー賞」の受賞者で、世界が最も注目する睡眠学者であり、
「オレキシン」という神経から睡眠の制御していることを発見し、突然強い眠気に襲われる睡眠障害の一種「ナルコレプシー」の、
原因の解明や不眠症の治療薬の開発に貢献したことを評価され、2023年ノーベル賞有力候補になりました。
柳沢教授は筑波大学に国際統合睡眠医科学研究機構を設立し、その長を務めています。
柳沢正史(やなぎさわ・ まさし)教授の経歴
職業:筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長・教授
誕生日:1960年5月25日生まれ
出身地:東京都練馬区
出身高校:私立武蔵中学校・高校
出身大学院:筑波大学医学専門学群・大学院医学研究科博士課程修了
家族:
妻:裕美(ひろみ)筑波大学教授
長女:美緒さん(外科医)
次女:絵里さん(職業不明)
三女:仁菜さん(獣医)
資格:医学博士
趣味:フルート・クラシック音楽
柳沢正史教授は筑波大学医学専門学群・大学院医学研究科博士課程修了、
大学院在学中であった 1988 年に血管制御因子エンドセリンを、 1998 年に睡眠・覚醒を制御するオレキシンを発見。
31歳で渡米。
テキサス大学サウスウェスタン医学センター教授とハワードヒューズ医学研究所研究員を2014年まで24年にわたって併任。
2010年に内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に採択されたことを受けて、筑波大学に研究室を併設。
2012年より文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長・教授。
株式会社S’UIMIN代表取締役社長。
現在に至る。
米国科学アカデミー正会員。
研究機関:筑波大学・京都大学
筑波バプテスト教会教会員
柳沢正史(やなぎさわ・ まさし)教授の父親は柳沢正史(やなぎさわ・ まさし)医師、
妻の裕美(ひろみ)筑波大学教授・3姉妹(外科医と獣医)で、エリート一家なのです。
小学校の1年生のときから将来研究者になりたいと言っていたそうです。
父親は臨床医で電気生理学の研究をされており、父親のアドバイスで、これからは生物学、特に分子生物学が面白くなること、
また医学部に行けば人間の生物学について網羅的に学べる機会が与えられることを知り、1979年医学部に進学されたのです。
柳沢正史教授の著書!
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「日本の子どもは寝不足です」注目の睡眠学者・柳沢正史教授が解説 子どもの年齢別に気をつけたいこと(東京新聞)
塾から帰ったら早く寝ることをおすすめします。
https://t.co/N8NAIrgE00— 海青色【公式】 (@umiaoiro_) August 11, 2024
柳沢正史教授の今後の研究は!
睡眠障害の治療薬開発
柳沢教授はオレキシンの発見を通して、睡眠と覚醒のメカニズムの一端を解明しました。
この知見を活かし、睡眠障害の新しい治療薬の開発に取り組むことが期待されています。
睡眠リズムの解明
睡眠と覚醒のメカニズムだけでなく、概日リズムなどの睡眠リズムの解明にも注力すると考えられます。
睡眠リズムの乱れが引き起こす健康への影響を明らかにし、予防法の開発につなげたいと考えています。
睡眠医科学の発展
柳沢教授は筑波大学の国際統合睡眠医科学研究機構の長を務めており、
この分野の研究拠点として、睡眠医科学の更なる発展に尽力すると期待されています。
今後も柳沢教授の先駆的な研究成果に注目が集まるでしょう。
睡眠の科学的理解を深め、睡眠障害の克服につなげていくことが、教授の目標だと考えられます。