奥 隆善(おく・たかよし)さん園芸研究家、育種家で、生まれ育った三重県伊賀市にて花と野菜の品種改良、 バイオテクノロジーを利用し、
世界で初めてチョコレートコスモスの品種改良に成功されたスゴイ方なのです。
また、初めてハボタンを育てたのは小学5年生の時以来毎年欠かさずハボタンの栽培を続けているそうです。
執筆活動や、おなじみのNHK『趣味の園芸』や伊賀ケーブルテレビをはじめ、園芸の普及活動も幅広く取り組んでいる。
そんな奥 隆善さん園芸研究家・育種家の経歴や年齢に大学は?チョコレートコスモス品種改や育種家とは?など調べてみました。
奥 隆善(おく・たかよし)さんの経歴
職業:園芸研究家・育種家
誕生:1977年生まれ
出身地:三重県伊賀市
出身大学:千葉大学園芸学部自然科学研究
出身大学院:千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程を修了
専攻:植物細胞工学(プラント・セル・バイオテクノロジー)
結婚:既婚
奥 隆善さんは小学校5年生の時に園芸好きの祖父から「ハボタンの種をもらったことが転機となりました。
種を巻いて出た芽を見た瞬間に「美しい」と思い植物への愛情が高まり、
近所で誰かが植えている「コスモス」をよく観察していたそうです。
「コスモス」が咲き始めてから、枯れていくまでの様子を見るのが毎日の楽しみだったそうです。
千葉大学園芸学部自然科学研究を卒業し、千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程を修了されている。
奥 隆善さんは卒業後は企業に就職はしないで、農業を始める「金ないし」、「実家は農家じゃない」、「農機具も揃っていないし」、「施設もない」、
全くの無計画から農家を始めた無謀としか、言いようがないです。
水田の土地だけは少し持っていたから、そこを耕して露地で始める、
アサガオ、ケイトウ、エリンジウム、モルセラ、ミント、カラー、グラジオラス、麦ナデシコ、フウセンカズラなどなど、色々やったのです。
そして、収入の土台ができてから、「育種」を始められている、
一般的に「育種」は「10年不採算」と言われるほど収益性は見込めない分野なのです。
奥 隆善さんはチョコレートコスモスの施設を作るにあたり、農業高校で非常勤講師などをやって、コツコツとお金を貯めてやっと建てたそうです。
そして「植物細胞工学(プラント・セル・バイオテクノロジー)」を利用し、世界初の「チョコレートコスモス」の品種改良に成功したとされています。
奥 隆善さんは結婚されていた!
あまり情報が無いですが、奥 隆善さんは結婚されており、
奥様はチョコモスとハボタン、ナズナなど切り花の出荷を担当されている。
また、伊賀の土が他と違う分、同じ花や野菜でも育てる品種が違ってくるし、使う農機具も異なってくる。
種まきひとつから伊賀地方に合った育て方をしないと、本やテレビで紹介している一律の方法ではうまくいかないことがある、
そこで奥様は「伊賀農業の伝道師」として、地元のケーブルテレビにレギュラー出演されたり、
地元の公民館で園芸教室をされたりして、伊賀農業の啓蒙活動を行っておられます。
チョコレートコスモスの品種改良とは?
チョコレートコスモスの品種改良とは、チョコレートコスモスの特徴を維持しながら、より丈夫で栽培しやすいように改良することです。
チョコレートコスモスは、原種のコスモス・アトロサンギネウスを交配して作られた園芸品種で、
原種は黒に近い赤色の花を咲かせ、チョコレートの香りが特徴ですが、暑さに弱く夏越しが難しいという欠点があります。
奥 隆善さんは、在来種のチョコレートコスモスに黄花コスモスを掛け合わせて、
耐暑性と丈夫さを向上させた「ノエルルージュ」を開発し、この品種は40度近い温室でも問題なく育つことができ、夏越しも可能になりました。
また、近年では、チョコレートコスモスの花色や形を改良した品種も開発されています。
例えば、「キャラメル・チョコレート」は、原種に近い黒色の花を咲かせ、「ショコラ」は、丸く小さな花を咲かせます。
チョコレートコスモスの品種改良は、従来は難しいとされてきたチョコレートコスモスの栽培をより容易にし、多くの人々に楽しまれる花となりました。
チョコレートコスモスの種類
・コスモス・アトロサンギネウス(原種)
・チョコレートコスモス・チョカモカ
・チョコレートコスモス・ショコラ
・チョコレートコスモス・ノエル・ルージュ
・チョコレートコスモス・ブラウンルージュ
・チョコレートコスモス・フォルテルージュ
・チョコレートコスモス・キャラメル・チョコレート
などがあります。
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育種家とは?
「育種家」とは、どんなお仕事なのか?
育種家は、植物や動物の品種改良を職業とする人です。
植物の育種家は、野菜や果物、花などの品種改良を行い、よりおいしく、病気に強く、栽培しやすいようにします。
育種家の仕事は、大きく分けて2つの段階に分けられます。
1つ目の段階は、親となる素材を揃える段階です。
育種家は、目的とする品種の特徴を備えた親となる素材を、国内外から集めます。
素材には、遺伝的に優れたもの、病気に強いもの、栽培しやすいものなど、さまざまなものがあります。
2つ目の段階は、交配や突然変異などの方法を用いて、新しい品種を作り出す段階です。
育種家は、親となる素材を交配して、新しい品種を作り出し、自然界で突然変異が起こった個体を選抜したり、
遺伝子操作をしたりすることで、新しい品種を作り出すこともあります。
育種家の仕事は、長い年月と多くの労力が必要で、
新しい品種を開発するには、数年から数十年の歳月がかかることも珍しくありません。
交配や突然変異によって作られた新しい品種の中には、期待通りの特徴を持たないものも多くあり、
育種家は、多くの失敗を経験しながら、新しい品種の開発に挑戦し続けなければなりません。
育種家の仕事は、人々の生活を豊かにするために欠かせない仕事です。
育種家によって開発された新しい品種は、私たちの食卓や生活をより豊かにしてくれるのです。
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