老舗文具店モリイケは山口県山口市で創業200年の文房具屋、
江戸時代の1808年(文化5年)、現在地で足袋商「若松屋」として創業した。
1918年(大正5年)から和紙の取り扱いを始め、1950年(昭和25年)に「森生商店」、
1969年(昭和44年)に株式会社モリイケになった、文房具販売に加え、
オフィス家具や事務機器の取り扱い、内装工事なども行っている。

老舗文具店モリイケのお店の場所は!
株式会社 モリイケ 取締役社長 森生 信雄氏
住所:山口県山口市中市町6-17(山口市中心商店街内)
電話番号:083-922-0115
営業時間:10:00-19:00
定休日:年末年始・盆・指定定休日
アクセス
山口駅より徒歩12分
山口市の老舗文具店「モリイケ」が舞台 NHK「ドキュメント72時間」10月9日放送(サンデー山口) https://t.co/2p9vHV0Akr
— きたむらこうが (@kitamurakouga) October 2, 2026
デジタル化が進む中なぜこの店舗が残り続けるの!
1. 「なぜ、わざわざ買いに来るの?」をめぐる来店客のドラマ
文房具は、今ではネット通販や100円ショップでも気軽に買えるようになりました。
それなのに、わざわざ商店街にある老舗の実店舗まで足を運ぶ人たちがいます。
「どうしてこの店に来るんだろう?」そこには、一人ひとりのちょっとした物語があります。
進学や就職、転職のお祝いに贈る文房具を探したり、大切な人への手紙を書くための便箋や、
これからの思い出を残すための日記帳を選びに来たり、
文房具には、人生の大事な場面に寄り添う役割があります。
・こだわり派の熱量
手帳や万年筆、インクなどは、実際に手に取ってみないと分からない魅力があり、
「このペンの書き味が好き」「このインクの色がいい」など、
自分の手で確かめながら選びたい文具ファンも少なくありません。
世代を超えて通う店
親子3代で通う常連客がいたり、学校帰りの学生たちがふらっと立ち寄ったり、
老舗の文房具店は、単に「文具を買う場所」ではなく、地域の人たちの日常の一部になっています。
2. 200年の歴史と、それでも生き残ってきた理由
文化5年(1808年)創業。
江戸時代から続く老舗だからこそ、「これまで、どうやって時代を乗り越えてきたのか?」というところにも興味が湧きます。
時代の変化に合わせて変わってきた
創業当時は和紙や筆などを扱っていた店が、時代の変化に合わせて、
現在ではオフィス家具や事務機器まで取り扱うようになった。
そう考えると、200年続いてきた理由は「昔のまま変わらなかったから」ではなく、
「時代に合わせて変わり続けてきたから」とも言えそうです。
商店街や地域の中で果たしてきた役割
郊外の大型店やネット通販が増えた今、地方の商店街で店を続けるのは簡単なことではありません。
それでも長く営業を続けているのは、商品を売るだけではなく、
地域の人たちが気軽に立ち寄れる場所として存在しているからなのかもしれません。
3. デジタル時代だからこそ感じる「文房具」の温もり
スマートフォンやパソコンが当たり前になった今だからこそ、
紙やペンといったアナログな文具の魅力に改めて惹かれる人もいます。
昔ながらのものから最新の文具まで
昔ながらの和紙やレトロな定番商品が並んでいる一方で、最新の機能性文具やおしゃれな筆記具も揃っている、
この「昔と今」が同じ店に並んでいる感じも、老舗文房具店ならではの面白さです。
実際に触れて、試して選べる
ネット通販では、商品の写真やレビューを見て選ぶことはできます。
でも、ペンを実際に握ったときの感触や、紙に書いたときの滑らかさまでは、なかなか分かりません。
店頭で実際に手に取って、「これ、いいな」と感じながら選べる。
そして、店員さんと相談しながら自分にぴったりの一本を見つける、
そんな「選ぶ時間」そのものが、店に足を運ぶ理由になっています。
4. 店員さんや店主だからこそできる、温かい接客
番組でぜひ見てみたいのが、商品だけではなく、そこで働く店主やスタッフの姿です。
文房具を知り尽くしたプロの接客
「仕事で使うペンが欲しい」
「書きやすい手帳を探している」
「プレゼントを選びたいけど、何がいいか分からない」
そんな少し曖昧な相談にも、経験や知識をもとに寄り添ってくれる、
そして、お客さんに合った商品を提案してくれる。
これは、ネット通販や大型店ではなかなか味わえない、老舗ならではの魅力です。
街をずっと見守ってきた存在
店主やスタッフは、長い年月の中で街の変化や、そこに暮らす人たちの姿を見てきています。
「昔はこの辺にこんな店があった」
「このお客さんは子どもの頃から通ってくれている」
そんな地域の記憶を知っているからこそ、単なる「お店の人」ではなく、街を見守ってきた存在でもあります。
まとめ
長く生き残っている地方の老舗店には、共通しているところがあります。
それは、Amazonや100円ショップと同じ「安さ」や「効率」の土俵で勝負しないこと、
売っているのは、単なる「商品」だけではありません。
店主やスタッフの知識。
自分に合うものを探す楽しさ。
実際に手に取って選べる体験。
そして、地域とのつながり。
こうした「付加価値」まで含めて提供しているからこそ、「わざわざこの店に行きたい」と思ってもらえる、
商品そのものの価格だけで勝負するのではなく、「この店だからこそ得られる体験」を大切にすること、
それが、これからの時代に老舗店が生き残っていくための、大きなヒントなのではないでしょうか。
