香川県さぬき市に伝わる「から風呂」は、奈良時代から続くとされる古代の蒸し風呂で、
現代のサウナとはまったく違う、石室を火と蒸気で温める独特の入浴文化です。
全国的にも貴重な現存例として知られ、地元では“古代サウナ”として親しまれています。
この風呂の魅力は、ただ熱いだけではない点にあり、石で組まれた小さな石室を松葉などで焚き、
その後に濡れむしろや塩を重ねて蒸気を生み出すという、
非常に原始的でありながら理にかなった方法が受け継がれています。
記録では、室内温度はおよそ90度のやや穏やかな側と、130〜160度にも達する非常に熱い側があり、
身体に強い刺激を与える一方で、入った後の爽快感が大きいとされています。
歴史的には、約1300年前に高僧・行基が人々の病気を癒すために作ったと伝えられており、
単なる娯楽施設ではなく、治療や養生の場として語り継がれて、
神経痛、リウマチ、肩こり、冷え性、疲労回復などに良いと伝承され、
地域の暮らしと結びついた民間療法的な役割も持っています。
建物としても興味深く、幅約1.2メートル、奥行き約2.7メートルほどの石室は、
サウナというより窯や石風呂に近い雰囲気があり、利用のしかたも独特で、
衣服を着たまま頭巾をかぶって入る形式が案内されており、身体を“蒸す”ことに特化した古式の体験が味わえます。
熱さに驚きながらも、出た後に体の芯まで温まる感覚こそが、から風呂が長く愛されてきた理由だといえます。

古代サウナ「から風呂」の場所は!
住所:香川県さぬき市昭和1050-4
電話番号:0879-52-1202(から風呂)
営業日:毎週 木・金・土・日の4日間
休館日:毎週月・火・水・年末年始
営業時間:12:00~21:00
入浴料:700円
駐車場:数台
HP:https://karaburo0.webnode.jp/
アクセス
琴電長尾駅から車で7分
ドキュメント72時間
香川 謎の”古代サウナ”
灼(しゃく)熱の向こうに来週6月26日(金)22:00~22:30
NHK総合1
語り #齋藤飛鳥#NHK https://t.co/LYtLd43sqP pic.twitter.com/TxxoVWW7Fb— 飛鳥は最強 (@asuka3110_love) June 19, 2026
「から風呂」の入浴体験で必要な持ち物や準備は!
必要な持ち物
・トレーナーまたはスエット素材の衣服:裸ではなく、トレーニング着やスエット服を着たまま入ります。
・頭巾(タオルでも代用可能):頭を熱さから守るために頭巾を被ります。
・タオル:体拭き用(バスタオル)と、洗い場用(フェイスタイル)の2枚がおすすめ。
・着替え:入浴後の清潔な衣服。
・小銭を含む現金:入浴代金や飲み物代に必要。
・飲み物(水やお茶):熱い後の水分補給用。
事前の準備
・服装は長袖・長ズボンがおすすめ:高温(130〜160℃)の石室に入るため、肌を直接曝さない服装が安心です。
・体内は事前に水分を摂っておく:体内が乾いた状態では脱水のリスクが高まります。
・シャワーで体を軽く洗う:入浴前に清潔な状態にします。
・体調に会以る:高熱のため、持病がある方や高齢者は医師の相談を。
・長時間入らない:高温のため、5〜10分程度以内が目安です。
・時計やスマートフォン、貴重品は石室に持ち込まないのが基本です。
「から風呂」の入浴後に利用できる休憩スペースは!
場所:窯(石室)の前の広場・広間
設備:座布団が横に並べて設置されており、自由に使って休憩できる
暖かさ:風呂の燃え殻が休憩室の温もりとして使用されており、ほのかに暖かい
囲炉裏:休憩スペースの中心に囲炉裏があり、炭が炊かれている
風通し:出窓から爽やかな風が入ってくる
BGM:なし(静かな環境)
外気浴:基本的になく、部屋での内気浴が基本
シャワー室:窯前に男女別のシャワー室があり、汗をすぐに流せる
座布団に座って、または横になってゆっくり温度を下げるのが一般的な休憩方法で、
超高温のから風呂、体の芯まで温まった状態で、ほのかに暖かい空間で静かに休息できる環境が特徴です。
