貝沼由久(かいぬま ・よしひさ)ミネベアミツミ株式会社会長CEOで、
慶應義塾大学法学部を卒業後にハーバード大学ロースクールで学び、弁護士としての経験を積んだ経営者です。
1988年にミネベアへ入社し、2009年には代表取締役社長執行役員に就任、
長年にわたり同社の経営を支え、2023年4月からは会長CEOとして活躍しています。
ミネベアミツミ株式会社は長野県北佐久郡御代田町に本社を置く、日本を代表する精密部品・電子部品メーカーで、
1951年に設立され、ベアリング、モーター、半導体、センサー、電源製品、自動車部品など幅広い製品を開発・製造しています。
同社は特にミニチュア・小径ボールベアリングの分野で世界的に高い競争力を持ち、
機械加工技術と電子技術を融合した製品を数多く提供しています。
これらの部品は、スマートフォン、パソコン、自動車、家電製品、産業機械、航空宇宙機器など、
私たちの身近な製品から最先端機器まで幅広く使用されています。
2017年にはミツミ電機との経営統合を行い、社名を「ミネベアミツミ株式会社」に変更しました、
現在は「プレシジョンテクノロジーズ」「モーター・ライティング&センシング」「セミコンダクタ&エレクトロニクス」、
「アクセスソリューションズ」の各事業を柱として、世界各地で事業を展開しています。
グループ全体の連結従業員数は約8万人を超え、世界各国に製造・開発拠点を持つグローバル企業で、
高い技術力と積極的なM&A戦略を強みとして成長を続けており、「違いによる新しい価値の創造」を掲げながら、
次世代のものづくりを支える企業として注目されています。

貝沼由久(かいぬま ・よしひさ)会長CEO の経歴
役職:ミネベアミツミ株式会社代表取締役会長CEO
誕生日:1956年2月6日生まれ
出身高校:慶應義塾高校
出身大学:慶應義塾大学法学部
大学院:ハーバード大学ロースクール
弁護士資格:日本・米国ニューヨーク州
CEO就任:2023年4月
職歴
1988年12月にミネベア入社、取締役法務担当。
1989年9月に米国ニューヨーク州弁護士登録。
1992年1月に常務取締役業務本部副本部長。
1994年12月に専務取締役欧米営業本部長。
2003年6月に取締役専務執行役員。
2009年4月に代表取締役社長執行役員。
2017年6月に代表取締役会長兼社長執行役員。
2023年4月に代表取締役会長CEO。
ミネベアミツミ会長CEOの貝沼由久氏は、国内有数の難関校として知られる慶應義塾高校を経て、
慶應義塾大学法学部に進学しています。
さらに、アメリカの名門ハーバード大学ロースクールでも学んでおり、
国内外で法律に関する専門知識を身につけてきました。
慶應義塾大学は、日本を代表する私立大学のひとつで、法学部では法律や政治に関する専門的な知識を学ぶことができ、
卒業生には弁護士や企業経営者、政治家など、さまざまな分野で活躍する人物がいます。
貝沼氏も法学部で学んだ知識を活かし、弁護士としてキャリアをスタートさせました。
企業経営においては、契約や法令遵守、海外企業との取引など、法律に関する知識が求められる場面が数多くあります。
特にミネベアミツミのように海外にも多くの拠点を持つ企業では、国際的な法務の知識や判断力が重要になります。
貝沼由久氏は、慶應義塾大学法学部を卒業した後、ハーバード大学ロースクールで学び、法学修士課程を修了しています。
ハーバード大学はアメリカを代表する名門大学であり、ロースクールも世界的に高い評価を受けています。
海外の法律を学ぶことは、日本国内の法律だけでは対応できない国際的なビジネスの理解につながり、
ミネベアミツミは、世界各国で事業を展開するグローバル企業で海外企業との取引や企業買収、
経営統合などを進める際には、各国の法律や商習慣を理解することが欠かせません。
貝沼氏がハーバード大学ロースクールで学んだ経験は、こうした国際的な企業活動に関わるうえで重要な背景といえるでしょう。
また、海外で学んだ経験は、異なる文化や価値観を理解するきっかけにもなり、
国際的な視野を持つことは、海外市場への進出や外国企業との協力関係を築く際にも役立ちます。
ミネベアミツミの経営を理解するうえでも、この経営統合は重要なポイントといえるでしょう。
2023年に会長CEOへ就任。
貝沼由久氏は、2023年4月に代表取締役会長CEOに就任しました。
社長執行役員として長年会社を率いてきた貝沼氏が、会長CEOとして引き続き経営の中心を担うことになったのです。
CEOは「Chief Executive Officer」の略称で、日本語では最高経営責任者と呼ばれます。
企業全体の経営方針や重要な意思決定に関わる役職です。
会長CEOという立場では、企業の長期的な成長戦略や経営全体の方向性を担う役割が重要になります。
貝沼氏は、弁護士としての経験、ミネベア入社後の経営経験、そして企業統合などを通じた実績を持つ人物です。
こうした経験を背景に、ミネベアミツミのさらなる成長を目指して経営を担っています。
日本の精密部品大手ミネベアミツミのスマート照明がASEAN首脳会議会場で美術作品を照らす
https://t.co/DCBLz1sQ9K 日本企業のスマート照明導入 ミネベアミツミ、ASEAN会議場に日本の精密部品大手ミネベアミツミのスマート照明がASEAN首脳会議会場で美術作品を照らす— フィリピン新聞 (@Phil_Shimbun) November 6, 2026
貝沼由久代表取締役会長CEOの今後の目標は!
既存事業の成長に加えて、ミツミ電機と同等以上の規模のM&Aを実現することを想定した目標です。
大規模なM&Aがない場合を想定し、既存事業の成長や小規模なM&Aを中心に進める現実的な計画で、
このように、貝沼氏は企業買収による規模の拡大だけでなく、既存事業の成長と利益の積み上げも重視しています。
AIサーバーやヒューマノイドなどの成長市場を開拓!
貝沼由久氏が今後重視する分野のひとつが、AIサーバーやヒューマノイドなどの成長市場で、
AI技術の発展に伴い、データセンターやAIサーバーに必要な精密部品の需要が高まっています。
また、人型ロボットであるヒューマノイドの開発が進むことで、モーターやセンサー、
精密機械部品などの重要性も増していくと考えられます。
ミネベアミツミは、こうした成長分野に向けて開発リソースを重点的に配分し、
製品化のスピードを高める方針を示しています。
「新しい技術が生まれても、必要な部品をすぐに提供できなければ市場の成長を取り込めない」という考え方が、
同社の戦略の背景にあるといえるでしょう。
「相合」技術によって新しい価値を生み出す!
ミネベアミツミの特徴的な経営戦略に「相合(そうごう)」があります。
相合とは、同社が持つ異なる技術や製品を組み合わせることで、新たな価値を創造する考え方で、
例えば、機械部品と電子部品、センサー技術などを組み合わせることで、
単独の製品では実現できなかった機能や性能を生み出すことを目指しています。
貝沼氏は、機械と電子、ソフトウェアが高度に融合する「機電一体」の時代を見据えてきました。
今後も技術の組み合わせによって競争力を高め、顧客にとってなくてはならない製品を生み出すことが重要な目標になるでしょう。
収益性の向上と持続可能な企業経営!
貝沼由久氏は、売上高の拡大だけでなく、利益率の向上にも力を入れています。
ミネベアミツミでは、AIやDX、自動化技術を活用した製造現場の効率化を進め、
工場の稼働率を高め、固定費を抑えながら高付加価値製品の生産を拡大することで、収益性の向上を目指して、
さらに環境負荷の低減や再生可能エネルギーの活用など、持続可能な企業経営も重要なテーマです。
企業が長期的に成長するためには、利益を確保するだけでなく、地球環境や社会に配慮した事業活動を行うことも求められ、
貝沼氏が掲げる「世界を動かす、なくてはならない会社へ」というビジョンには、
技術力と安定供給を通じて社会に貢献するという考え方が込められ、
今後もミネベアミツミがどのように成長市場を開拓し、技術を組み合わせて新たな価値を生み出していくのか注目されます。

