杉本 雄（すぎもと・ゆう）帝国ホテル第１４代東京料理長
です。
２０１９年４月に日本のホテルのダイニングシーンに大きな動きがあり、
１８９０年に開業した帝国ホテルの第１４代東京料理長に、１９８０年生まれの杉本雄（すぎもと・ゆう）シェフが３８歳就任したのです。
泣く子も黙る帝国ホテルの料理人３５０人の頂点に立った方で、どんな方なのか興味があります。
そんな杉本 雄シェフは帝国ホテル第14代東京料理長の経歴や年齢に高校と専門学校は？職歴や帝国ホテルの歴史は！など調べて見ました。
杉本 雄（すぎもと・ゆう）シェフの経歴
職業：帝国ホテル第14代東京料理長・フランス料理
誕生：１９８０年１１月生まれ
出身地：千葉県銚子市
出身高校：千葉県銚子市立銚子高等学校
専門学校：武蔵野調理師専門学校
職歴
１９９９年に「帝国ホテル」に入社。
料理人としてのキャリアをスタート。
「帝国ホテル 東京」のメインダイニング「レ セゾン」の配属となる。
２００４年に退社。
２００４年に渡仏。
フランスではブルターニュのビストロ「ホテル・レクラン」。
厨房だけでなくホールの接客サービスも経験。
２００６年にパリのホテル「ル・ムーリス」へ。
「ル・ムーリス」では、ヤニック・アレノ、アラン・デュカスのもとで、シェフとして研鑽を積む。
同ホテルのメインダイニング（３つ星）では責任者となる。
その後に２つのレストランで総料理長を務める。
欧州での１３年間、パリの一流レストランなどでフランス料理の技を磨
日本に帰国。
２０１７年４月に帝国ホテルに再入社。
調理部宴会料理課支配人を務める。
２０１９年４月に、第１４代目の「帝国ホテル 東京」料理長に就任する。
受賞歴
２０１２年２月 にプロスペール・モンタニエ料理コンクール優勝（日本人初）。
２０１２年９月にル・テタンジェ・国際料理コンクール フランス大会 優勝。
２０１２年１１月に ル・テタンジェ・国際料理コンクールインターナショナル 2位。
帝国ホテルにも春の訪れ pic.twitter.com/GAG2PwT3tu
— blue (@oasis12212) April 15, 2024
杉本 雄シェフの祖父も父親も料理が得意で、台所に立つ姿を身近に見て育ちました。
母親の杉本三枝子さんも料理上手ですが、結婚後は仕事を持っていたため、週末や時間があるときはいつもおいしい手料理を作ってくれました。
こうした家庭環境の中、杉本 雄シェフの興味も自然に料理に向いていったそうです。
杉本 雄シェフが最初に作った食べ物は、ベイクドチーズケーキだったそうです。
中学に上がるとテレビ番組の『料理の鉄人』を観て、大鍋を振って仕上げる中華料理のダイナミックさに惹かれるようになりました。
高校に入る頃には、将来は料理人になると心に決めていた。
卒業後に帝国ホテル 東京に就職を希望するも料理人の空きがないと断られ、同ホテル内の【レインボーラウンジ】でアルバイトをしながら空きを待っていた。
１９９９年に「帝国ホテル」に入社。
入社して５年後２の００４年に、さらに自分の技術を高めるため、視野を広げるために、退社して渡仏することに決める。
その後に２０１９年４月に、第１４代目の「帝国ホテル 東京」料理長に就任されたのです。
1922年4月16日
◆帝国ホテル本館・全焼◆
当ホテル地下室より出火し、本館全部を焼失す。 栄一現場に臨みて、支配人林愛作を慰諭す。 帝国ホテルは業績伸長にともない1906（明治39）年に本館裏手に別館を増築、1909（明治41）年には本館の大改修を行っています。 pic.twitter.com/NByW4lOI1x— kazu (@kazu409366471) April 15, 2024
帝国ホテルの歴史は！
明治時代：日本の迎賓館として誕生
・1889年（明治22年）に井上馨外務卿の提唱により、渋沢栄一や大倉喜八郎ら財界人が中心となって「有限責任帝国ホテル会社」を設立。
・1890年（明治23年）に東京・日比谷に「帝国ホテル」開業。
鹿鳴館と一体的に運用され、外国賓客をもてなす迎賓館としての役割を担う。
・1906年（明治39年）に帝国ホテル東京にレストラン「インペリアル・キッチン」オープン。
西洋料理の普及に貢献。
・1923年（大正12年）に関東大震災で被災するも、翌年に仮設営業を再開。
大正・昭和時代：モダニズムの象徴として
・1923年（大正12年）に2代目本館（ライト館）建設。
フランク・ロイド・ライト設計によるモダニズム建築の傑作として名高い。
・1937年（昭和12年）：帝国ホテル東京に「インペリアル・ラウンジ」オープン。
戦後GHQ接収を経て、現在も社交場として親しまれる。
1968年（昭和43年）に帝国ホテル大阪開業。
高度経済成長期の象徴として人気を集める。
平成・令和時代：伝統と革新を継承
・1989年（平成元年）に帝国ホテル東京本館が国の重要文化財に指定される。
・2005年（平成17年）に帝国ホテル東京にスパ＆プール施設「スパ・インペリアル東京」オープン。
2019年（令和元年）に帝国ホテル東京本館が改修リニューアルオープン。
伝統的な空間を残しつつ、現代的な設備を備える。
こうして帝国ホテルの歴史は、日本の近代化と国際化と深く関わっています。
政財界人や文化人の交流拠点として、また海外からの賓客をもてなす迎賓館として、重要な役割を果たしてきました。
現在も、伝統と革新を融合させたホスピタリティで、世界中のゲストに愛され続けています。
